6月30日(日)「ツールド美ヶ原2024」の ヒルクライムレースに参加してきました。 当日は曇りでスタート時は気温23℃と温かく、 それほど風もなく、良いレース日和でした。 コースは松本市の浅間温泉から武石峠を使用し、 平均斜度5.9%、標高差1270m、距離21.6kmの 美ヶ原高原駐車場を目指すルートです。
「1」 結果 男子50〜59歳クラス 順位:123位/363人中 Time:1hr38min55sec (TOPとの差27min33sec AVE13.10km/h)
「2」 レース展開 チームメンバーと前日に、馬刺しと鳥の山賊焼きを調子に乗って食べすぎて 少し重くなった体でスタート地点に向かう。 AM7:50〜8:05の間に自由スタートできるウェーブに割り当てられていたが 集団効果が期待できないコースなので、今回は7:55頃にゆっくりスタート。 計測地点を通過後、チームメンバーと話しながらリラックスして走る。 そして1kmもたたずに温泉街が始まり、斜度15%〜20%の激坂が現れる。 「ぐへー。相変わらず無茶苦茶な斜度のコースだ。」。 まわりではバイクから降りて、押して歩いている人がちらほら・・・ とにかくこの激坂部分で心拍を上げすぎずないよう、インナーローでゆっくり登る。 あまりの斜度に時折フロントタイヤが浮き上がる。 なんとか3?q程の激坂区間を足つきせず登り終える。「ヒエー、きついー(泣)。」 そして美鈴湖の横を24minぐらいで通過。 「前回もより少し遅いかなー?」うろおぼえの記憶で走る。 しかしそこからも斜度10%の坂が続く。「うへー。」心が折れそうになってくる。 おまけにここは路面状態が悪く、アスファルトのひび割れや段差がひどい。 25Cのタイヤのせいもあり、かなり振動が来て走りにくい。 温泉街の激坂区間が終われば、後はそれほどひどい斜度は出てこないと記憶していたが、 それでも時々13%とかの斜度が現れる。 「えー!?こんな斜度がまだあったの?」止まりそうな速度で登っている横を、 モーター音をさせてE-Bikeがすごいスピードで追い越していく。 「今年はE-Bikeが多いなー」 今回は心拍計を見ながら上げすぎないように走った。 その為、死にそうなほどきついわけではないが、ペースも遅い。 コース後半になり霧が出始めてくる。午後から雨予報だったけど早まったよう。 空気がひんやりしてくる。距離は残り3?qぐらい。 山の稜線に出て、いつもなら景色が一気に開け、 オレンジ色のレンゲツツジがきれいに咲いているのが見えるはずが、 霧がどんどん濃くなり全く見えない。 ここからゴールまでは、平坦区間と大きなアップダウンが3つ程。 いつもなら下りは軽く50km/hを超えるはずだが、 今回は10m/s以上と思われる爆風と10m先も見えない雨と霧のため、 とてもそんな速度は出せない。 谷底に落ちないようにハンドルを懸命に抑えこんで走る。 コースがどちらに曲がっているかもわからない。 「これは危険すぎる。」本当にコース上にとどまるのが精いっぱいの状態。 視界がほとんどないので、前のバイクを頼りに進む。 「ゴールはどこだー!全然見えんぞー」 ゴール手前15mぐらいでやっとゴールの位置がわかった。 そして横風に耐えながらゴール。 「あれ?足が余ってるぞ。」
「3」 レースを終えて スタート時の天候とはうってかわり、ゴール地点は雨と爆風で、 遭難したかと思うほどひどい状況でした。 ヒルクライムレースで下山できるか心配になるほどの状況になったのは、 私は初めてでした。 タイムは前回より6min程度遅かったですが、死にそうなほど苦しくはなく 後半に大タレしなかったので、ペース配分はうまくできて良かったです。 今回の私の思い出: 「前日の楽しい馬刺し飲み会と、爆風濃霧付き遭難激坂ヒルクライム。」
「4」 今後の予定 8月24日(土)シマノ鈴鹿ロードレースで、 50代個人2周とチームTTと 2hrチームエンデューロのレースに参加予定です。 |
No.128 - 2024/07/01(Mon) 21:48:48
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