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◎内容
・下記の文章と写真をレイアウト。 チラシ、ポスター、雑誌の1ページ、いずれかをイメージしたレイアウトとしてください。
・写真はこちらからダウンロード→http://xfs.jp/z31FNi
・文章は2種類。繋げてでも、分けてレイアウトでも可。
彦根の古い市街地。そこに流れる芹川の堤に並ぶ路地。そこは昔、花街だった場所です。遊郭と呼ばれるこの界隈には遊女や芸者を抱え居住させていた置屋という建物や、彼女たちが客をとる揚屋という建物が軒を並べていました。現在は湖東随一の歓楽街、彦根市河原町二丁目界隈、通称「袋町」。その名の由来にもなった袋小路には、今もスナックやクラブ、小料理屋など約150店の飲食店が軒を並べています。その路地に長い間空き家になっていた置屋を現在、滋賀県立大学の印南研究室で改装再生の活動を行っています。
「さっきから、堤の上をいったりきたりしている浪人風の男があった。・・・堤の東は袋町の花街である・・・堤のすぐしたに軒を並べた娼家の窓から、たか女は,川の水嵩を見ようと顔を出したとき、堤の上のその男の姿に目をひかれた・・・」 船橋聖一作「花の生涯」で、長野主膳とたか女が出会う小説の冒頭シーンです。琵琶湖に流れ込んでいる芹川の土手沿いを若き日の井伊直弼や石田三成も歩いたと言われています。大老井伊直弼を主人公とした船橋聖一の小説「花の生涯」は冒頭、遊廓の情景から始まります。 |
No.4183 2014/04/21(Mon) 23:45:49
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