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文緒さん、お元気ですか?
大学一年の春に掲示板に初めて書き込みしました。
早いものでもう三年も前ですね。
今年大学四年の春を迎えています。
一年の当時、我が大学の図書館へ文緒さんの作品を寄付しました。
沢山の方に読んでいただきたかったためです。
たまにどれだけ貸し出されているかを見ていますが、
だいぶ貸し出されているようで、とても嬉しいです。
文緒さんの作品から何かを感じ取ってくれたらもっと嬉しいですね。
無事に単位を取得でき、残すは就職活動で内定を頂くことと、ゼミでの論文を書くことです。
物流で就職を考えていましたが、やっぱり私が好きな本に関する職場で働きたいと考え、再度就職活動に励んでいます。
物語の世界で働けたらなんて幸せ者だろうと思います。
また内定を頂いたら書き込みさせてください。
ゼミに関してですが、大学での講義を通してある先生が村上春樹の面白さを教えてくれました。
村上春樹を研究したらとても面白いものになりそうで、興奮気味な私です。
15歳の頃文緒さんと出会ってから、長い間私の心を支えてくれたのは、文緒さんの作品でした。
それらの存在がなければ私は存在していなかったかもしれません。それほどにあなたの作品は私を生かしてくれました。初めて出会った小説家が、人の心をも支えられる言葉を描ける作家でよかったと心から感謝しています。あなたの言葉が、私を救いました。
文緒さんとの出会ったのち、残念ながら文緒さんを超える作家はいませんでした。
25歳を迎えてから私の中で文緒さんを超える作家、村上春樹と出会えました。
(もちろん文緒さんも大好きです!)
今は大学生活を送りながら、春樹の作品を読み解く時間が私を支えてくれています。
今度は、私の中で春樹さんの存在を超える文緒さんの新しい作品を読みたいと思います。
あなたにはまだ書かなければならないことがあるはずです。
あなたの作品が読みたいのです。
ずっとずっと、お待ちしています。 |
No.591 2011/04/20(Wed) 00:31:39
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