宇「今年こそは、サンドマンに勝って、サンタ・クロースの正体を見破るぞ!」 マ「そんなの隊員に頼めばいいじゃん。隊長なんだろ、お前。」 宇「あいつら、ハロウィーン終わったらさ、『今年の活動を終了します。』とか言いやが ってさ。今年はお前と私で頑張ろうな!」 マ「ちょっと待て!なんで私も入っているんだよ!」 宇「サンタさん、遅いな。まさか、事故にでも…」 マ「顔と話をそらすな!(叩」 宇「なんだよ、いいじゃん。付き合ってよ。」 マ「嫌だね。何の手がかりもなしに、正体を突き止めようなんて無謀だし、 そんな無意味なことに付き合ってらんないね。」 宇「手がかりはあるんだよ。隊員の一人がこの本を置いていった。」 マ「で、何か分かったのか?」 宇「それが さっぱりさっぱり。」 マ「じゃ、変わりないじゃん。」 宇「だって、読んでないからさ。」 マ「お前な…(怒。いいから、その本貸してみろ。 えーと、『ザ・ナイト・ビフォア・クリスマス』だとさ。」 宇「ほほーう。サンタの正体はジャックだったのか。」 マ「違うよ。作者は『クラメント・クラーク・ムーア』って人だし、 180年も前の話だって書いてあるぞ。」 宇「水平リーベ?」 マ「ゴチャゴチャうるさいな!それに『クラーク』しか合ってねぇじゃんかよ!(殴」 宇「ビ〜、アンビシャス〜♪札幌アンビシャス〜♪」 マ「見え透いたごまかし方するな!『オア・ア・ヴィジット・フロム・セント・ニコラス』。」 宇「そのニコラスさんって誰?その人がサンタさん?」 マ「セントって付くから聖人、キリスト教の中で偉い人なんじゃないのか。 よく海外ニュースで、12月上旬に子供にプレゼントあげているお爺さんが出ている じゃん。確か、あの人が聖ニコラスだよ。」 宇「何?!あちらの子供達は、12月に2度もプレゼントを貰えるってことか! こ、これは、何が何でも、サンタに事情を吐かせねば」 マ「こちちの子達だって、クリスマスの1週間後あたりには、お年玉貰ってるじゃん。 えーと、ここから話が始まるみたいだな。 『'T was the night before charitmas, when all through the house…」 宇「え、えと、訳さねば。…クリスマス前夜、え、…えと、」 マ「not a creture was stirring, not even a mouse.』」 宇「…なんかもう頭が疲れてきたな。眠い。あふ…」 マナグ「えーと、意味は、…クリスマスの前の夜、家の中に、騒ぐものは誰もいない、 一匹のネズミさえも。…というとこかな。…って、おい!」 宇「Zzz…Zzz…」 ・ ・ ・ 今年もサンドマンに敗れたのでした。おしまい |
No.95 2004/12/20(Mon) 12:11:56
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