冬のソナタBBS
マナーを守って書き込みください。ネタバレは厳禁です。

遅くなってしまいましたが〜☆ / 菫(すみれ) 引用

明けまして、おめでとうございます。

庭の梅の花が一輪咲いているのを見つけて、今日は冷たい雨が降っているのに・・・・なんて、強い生命力なんだろ〜と感動してます。
去年は一番の親友を亡くし自分の気持ちの整理が出来ず、家でPCに向かう事も少なくなり、こちらにおじゃまする事も本当に少なくなってしまいました。
今日はメールのチェックをして久しぶりに、こちらにもおじゃましました。

阿波の局様
お元気に、創作活動されているのですね。大作、楽しく読ませて頂きました。

明日は七草がゆですね。今年はパック入りの七草粥セットをスーパーで買って来ました。乾燥タイプの物も売っていました。年々、便利な物??が売り出されますね。
これを買えば、世界中どこでも日本の七草粥が食べられそう。
年末ジャンボで3300円当たりました。今年は良いことありそうなぁ〜。

No.8072 2007/01/06(Sat) 17:40:08

 
Re: 遅くなってしまいましたが〜☆ / 阿波の局 引用

菫さん、皆さん、明けましておめでとうございます。

年末、皆さんがお忙しい時にこれ幸いと掲示板を独り占めしまして申し訳ありません。

「ユソンの恋 その後」はちょっと書くつもりが、着地点を決めずに書き始めたのでちょっと迷走しはじめました。
只今筆者が少々うろたえております。(汗)
内容もだんだん『冬ソナ』から離れているような…。

もうしばらくよたよたと書くかもしれませんのでよろしくお付き合いくださいませ。 

No.8073 2007/01/06(Sat) 22:14:59


ユソンの恋 その後六 「手紙」 / 阿波の局 引用

「あの!」

日比谷公園を歩く裕子と親友の智子の後から声をかける人がいる。
智子が素早く振り向くと、そこには大学生と思しき男性が立っていた。

「中村裕子さんですよね。」
「ねえ、裕子、あなたに用事みたいよ。」
智子が裕子の袖を引いた。

「あの、どちら様でしょう?」
「ぼく、K大学の2年生で児玉怜といいます。
怪しいものじゃありません。
これ、学生証です。」
確かにK大学の学生らしい。

「これをお返ししようと思って…。」
肩にかけていたかばんから一冊のノートを取り出すと、裕子に向かって差し出した。

「あ、無くした読書ノート…。
でも、どうしてあなたが…?」
裕子の学校は朝読書タイムがあり、ノートに読んだ本を記録することになっていた。
読書の好きな裕子は、そのほかに読んだ本も記録し、感想も書いていた。
ノートの表紙には『1年Eルーム 中村裕子』と書いてある。


児玉の顔を見て何かを察した智子は、
「ねえ裕子、私、向こうの花屋さんでちょっと花を見ているから…」と言って小走りに去っていった。

「ちょっと、智子…。
あの、ありがとうございました。
どこで無くしたかわからなくて…、探す時間もなかったので諦めていたのです。
よかった。
本当にありがとうございます。」

「どこかへ引っ越されたのかと思っていました。

あの日、ちょうど閲覧室に入ろうとした時あなたとすれ違って、空いている席に座ったら、テーブルの下の棚にノートがあったんです。
それできっとあなたのだと。

実は僕、その半年ぐらい前からあなたのことを時々図書館で見かけて、素敵な人がいるなと思っていたんです。
でも、名前も分からないし、一応受験生でしたからね。
無事合格できたら、その時は…ってそれを励みに頑張っていたんです。

それで、2月ごろでしたか、このノートを拾って、試験の時はお守り代わりに持って行きました。
今度会ったら返そうと思っているうちにあなたの姿を見かけることがなくなって…。
どこかへ引っ越されたのだろうと、諦めて大事にしまってありました。」


俯いて(うつむいて)児玉の話を聞いていた裕子は、改めて丁寧に頭を下げて礼を言った。
「そうでしたか。
大切に持っていてくださって、ありがとうございました。
3月に父の転勤に伴って、一年間韓国に行っていたものですから。」

「韓国に行ってらしたんですか。
先日、久しぶりに図書館に来てあなたをお見かけした時は嬉しかったです。
これでノートをお返しできると。
それから…」と言って、児玉はかばんから封筒を取り出し、裕子に差し出した。

「これを読んでいただけませんか。
先日あなたをお見かけしてから一生懸命書きました。」

裕子は困惑した表情を浮かべ、目を伏せた。
一瞬の沈黙の後、思い切っって児玉の目を見た裕子は言った。
「申し訳ありません。
そのお手紙はいただけません。ごめんなさい。」

「読んでももらえないんですか?
僕という人間を少し知ってもらいたかったのに…。
付き合っている人がいるんですか?」

「あなたにそれを申し上げなければいけないでしょうか?」

「そうですね。
あなたにとっては、いきなりぶしつけな質問でしたね。
でも、そういう人がいてもいなくても、僕の事をもう少し知ってから返事を下さっても遅くはないんじゃありませんか?」


「…児玉さんはきっと誠実な方なんだと思います。
もう会えるかどうかも分からない私のノートを大切にしてくださった、そのことだけでもわかります。
そんな児玉さんを天秤にかけるようなことは、私はしたくないのです。

私は…、あなたのお気持ちに応えることはできません。
ですから、お手紙は受け取れません。
どうか、わかってください。」

「僕、一つ謝らなければいけないことがあります。
裕子さんのノートを読ませていただきました。
何度も励まされました。

あなたは、僕の想像していた通りの方だった。
自分の目に少し自信を持ちましたよ。

あなたのお気持ちは良く分かりました。
この手紙はなかったことにしてください。」

「申し訳ありません。」

「謝らないでください。あなたは何も悪くない。
じゃ、僕はこれで失礼します。
お友達を待たせちゃいましたね。
では。」

潔く立ち去る児玉に裕子は深々と頭を下げた。

少し行くと児玉は振り返って
「今度また会うことがあったら、笑って挨拶してくださいね。
僕もそうしますから。」
爽やかな笑みがあった。


「智子、待たせてごめん。」
「ねえ、どうだったの。」
「うん、手紙を…」
「もらったの?」
「ううん、受け取らなかった。」
「どうして?けっこう素敵な人だったじゃない。もったいないなぁ。
韓国の彼、ユソン君だっけ?彼に遠慮してるの?
手紙ぐらいいいじゃない。裕子は固すぎるわよ。」

「だって、私、そんな器用なことできないもの。」
「ねえ、彼の写真もらったんでしょ。見せて。

うわぁ、ハンサムね。しかも頭もいいんでしょ。
裕子の気持ちもわからなくもないけれど、向こうはどうなの?
もてそうよね。心配じゃない?」

「少しね…。」
「でも、写真もペンダントもくれるくらいだから、彼も裕子一筋なのかな。
うーん、うらやましい!私も頑張ろう!」

「からかわないの!」
智子の肩をぽんとたたくまねをして、裕子は児玉の去ったほうを見た。

〈児玉さん、ごめんなさい。どうかいい人にめぐり逢ってください。〉



一年の 想いを込めて 認めた(したためた)
       文を差し出す 端正な人

その想い 応えることは できぬから 
       受け取れません お互いのため

君のこと 想いつづけた 年月を  
       後悔はしない 幸せだった

No.8071 2006/12/25(Mon) 17:24:12


ユソンの恋 その後五 「前進」 / 阿波の局 引用

ジュリア先生が帰られた後、僕はパソコンを立ち上げメールを打ち始めた。

「裕子、元気?
ちょっとご無沙汰してしまって、ごめん。

遅くなったけれど、編入試験合格おめでとう。
裕子なら大丈夫だとは思っていたけれど、裕子の通っていた学校はけっこう名門校で、普通編入試験はないところだって聞いたから少し心配していた。


でも…正直に書くね。
試験よりももっと心配、というより不安だったのは、裕子の気持ちだった。
だからメールを送れないでいたんだ。

東京は、ソウルより豊かで華やかな街だという。
そこへ戻った裕子の心が、だんだんと僕から離れていってしまうんじゃないか、僕や仲間達との思い出が時間と共に薄れていってしまうんじゃないかと不安だった。

裕子がそんな冷たい、不誠実な人間じゃないことは分かってる。
裕子のせいじゃないんだ。

体中に小さな穴が開いて、そこを冷たい風が吹き抜けてゆくようで、寒くて仕方がなかった。
外は暖かい春風が吹いているはずなのに、僕の体の中は冬の凍てついた空気が渦巻いているみたいだった。

日本とアメリカ、離れても心は繋がっているから大丈夫だと自信を持っていたつもりなのに、こんな風になるなんて…。
情けないね。

実は、グスンに怒られたよ。
「お前がしっかり裕子を捕まえなくてどうする!」って。
「もし、裕子の気持ちが揺れているんだったら、日本まで会いにいくぐらいの気合はないのか?」ってね。
ボコボコに言われちゃったよ。笑


ここまで書いて、途中で受信メールボックスを覗いたら、君からメールが来ていたことに気がついた。
でも、読まないで続きを書くね。
何が書いてあるか開くのがちょっと怖いというのもあるけれど、それより、君のメールを読む前の僕の気持ちを書いておきたいから。

だから、メールを読んだ後又すぐ返信するかもしれない。
立て続けにメールが届いていても驚かないでね。


僕がふらふらしているので、お婆様にも心配をかけてしまった。
僕は何も言わなかったけれど、お婆様はみんなお見通しだったよ。

それで、お婆様からレッスンを受けることになった。
ピアニストとして立つつもりはないけれど、真剣にやってみようと思う。
ピアノで自分を鍛えることで、もう少し自分というものが見えてくるような気がする。

もちろん勉強も頑張る。
物理を学ぶためにニューヨークに来たんだから。
今、ジュリア先生という元高校の教師をしていらした方に週に3日家庭教師として来ていただいて勉強している。
ジュリア先生は、なかなかチャーミングなんだよ。

あ、裕子、今怒っただろ?
怒ってないって?がっかりだなぁ。
少し嫉妬させてやろうと思ったのに。笑

ジュリア先生は美人だけれど、母さんより少し年上なんだ。
だから安心して。
お爺様のところには小さい時から時々来ていたから、近所にはガールフレンドもいるけれど、あくまで友達。

僕にとって特別な人は裕子だけだから。信じて。

空港での別れの時、ラピスラズリのペンダントを裕子につけてあげたよね。
その時、僕が心の中でつぶやいていた声は君に届いていた?

早く裕子に会える日が来ることを祈っています。

                       ユソン」


“送信”のマークをクリックする指がちょっと震えた。


受信メールボックスを開いて裕子のメールを開く。

裕子、ごめん。
裕子はソウルにいたころと少しもかわってない。
優しくて、真面目で…僕って馬鹿だね。
何に怯えていたんだろう。


「裕子へ
メールありがとう。

ペンダントいつも付けていてくれたんだね。
ものすごく嬉しかったよ。

部活に勉強、裕子も忙しそうだね。
「消えた八月」インターネットで検索して聞いてみました。
混声のしかなかったけれど、いい曲だね。
もし、どこかで裕子たちの合唱部がその曲を発表することがあったら、録音して送ってください。


東京はどんな街なんだろう?
いつの日か、二人で日比谷公園を歩いてみたいな。
その時は裕子のお気に入りの場所を教えて。

写真、添付ファイルにして送ります。
僕も裕子の写真が欲しいな。

では、また。   ユソン」




パソコンが 二人の心 繋いでく
        時間と空間 飛び越えて

踏み出して 前に進めば 開けてく
        怯える心 打ち砕いて

「好きだよ」と 声には出さず 別れたが
          僕の想いは 届いていたよね

No.8070 2006/12/22(Fri) 23:03:13


ユソンの恋 その後四 「じいやとばあや」 / 阿波の局 引用

まったくもう、あの二人はいったい何をしているのかしら。
お互いあんなに想いあっているのに、何を遠慮しているんだか…。
いつまでたっても世話が焼けるわ…。
まあ、あの奥ゆかしいところが裕子らしいと言うか、日本人らしいところなんだろうけれど。

ユソン君も、ユソン君よね。
韓国の男なら、もっと積極的にがんがん行かないと。
グスンにもちょっと言ってやらなきゃ…。


「グスン、おはよう。
今日授業が終わったら、ちょっと付き合ってくれる?
数学で教えてほしいところがあるのよ。
ほかにちょっと話もあるし。
自習室で待ってるわ。」

「OK!
俺も話したいことがあったんだ。
じゃ、放課後な。」


「ヘイン、お待たせ。
教えてほしい問題って、どれ?」

「うん、まあそれはあとでいいわ。
裕子とユソン君がいれば数学と物理は教えてもらえるから心配なかったんだけど、ほんと、二人がいなくなったら、私とあなたじゃどんぐりの背比べだから自分で頑張るしかないわよ。」

「おまえねぇ、人を呼び出しておいて、本音というか現実そうだとしても、ちょっと失礼だぞ。
まあ、実際どんぐりの背比べであることは事実だ。
お互い頑張ろうぜ。
ところで、留学の件はどうなった?」

「うん、親に相談したら、アメリカの大学へ行くならいいけれど、高校へ留学は一年遅れるからだめだって。
女の子は早く結婚しないとって、今頃古いわよねぇ。
ともかく、私のことはいいのよ。
今日、相談したかったのは、裕子とユソン君のこと。」

「やっぱり、お前もそうか。」
「あのねぇ、さっきからおまえ、おまえって、ちょっと馴れ馴れしいわよ。
恋人同士でもないのに…。」

「おい、おまえ声でかいよ。自習室だぞ。
屋上へ行って話すか。」
「ごめん、そうしよ。」

屋上には、発声練習をしている合唱部や放送部の後輩達、筋肉トレーニング、柔軟体操をしている運動部の連中の他に、仲睦まじそうに話しているカップルもちらほら見受けられた。

〈こんなところで二人で話してると、付き合ってると勘ぐられそうでいやね。
でも、そんなこと言っていられないか…〉

ヘインは気を取り直すと
「さっきの話の続きなんだけれど、裕子にメールしたら、なにか変なのよね。
どうも二人、つまり裕子とユソン君なんだけれど、あんまり連絡を取り合ってないみたいなの。
裕子が忙しいのは分かるんだけれど、ちょっとメールするぐらいはできるじゃない?

それに、ユソン君からもメールがいってないみたいなの。
私のところには何回も来ているのよ。
グスンのところにも来てるでしょ。」

「ああ、来てるよ。
それに、ユソンのところにはスカイプがあるっていうから、うちにもつけてもらったんだ。
それで、昨日ユソンと久しぶりに話したんだけれど、えらい落ち込んでてさ。
裕子からメールが来ないって。

だから、来ないって待ってないで、自分から送ればいいじゃんって言ってやったのさ。
だけど、あいつなんか煮え切らなくて。
迷惑じゃないかなぁ、なんて言って…。」

「まったく、ユソン君は裕子の気持ちが分かってないのねぇ。
それはね、裕子は私と違って、もし迷惑でもはっきり言えないかもしれないけれど、ユソン君からのメールが迷惑なわけないじゃない。
待ってるのよ。

試験に向けて勉強が忙しいのはみんな同じだけれど、これは私達が一肌脱ぐしかないわね。」

「俺はどうすればいいんだよ。」

「グスンはね、スカイプでユソン君と話せるんでしょ。
だったら、ガツンと一発言ってやんなさい。
韓国の男ならしっかりしろって。
裕子がなぜ韓国に残らず日本へ帰って、アメリカへ行こうとしたのか思い出せって。
裕子を励ましてやんなさいって、ね。

それで、もし振られそうになったら、日本に行くぐらいの気合でいけって。
それくらいじゃなきゃだめでしょ。
ユソン君は優しすぎるのよ。」

「おまえは怖すぎるよ…。
いいや、うそ、うそ…、冗談だってば。睨むなよ。

それじゃあ、おまえは裕子にメールしてくれよ。
ユソンが裕子のことものすごく心配しているって。
裕子に気を使って連絡しないだけで、ほんとはメールを待っているんだって。

それから、俺達もアメリカ留学目指して頑張っているから、絶対向こうで会おうって。」

「そうね。そうするわ。

それにしても、自分たちだって崖っぷちで頑張んなきゃいけない状態なのに、二人の間を一生懸命取り持ってやろうとしている私達っていったいなんなの?
まるで、じいやとばあやだわね。」

「まったくだ。」

ああ、ヤダヤダと言いながら二人で笑いあった。
グスンとこうやって話すのってけっこう嫌いじゃない。
私、グスンのこと好きなのかしら?
グスンも…?
まさかね。
まあ、いいや。
とにかく、ユソン君と裕子が早く仲直りできますように…。

No.8067 2006/12/18(Mon) 14:55:48

 
Re: ユソンの恋 その後四 「じいやとばあや」 / フィガロ 引用

「別れの後」を初めて読んだときのことを思い出して懐かしくなりました。
継続することが大変なことは創作した者が皆感じることだと思うのですが、それを感じさせない創作意欲に敬意を表します。

なんてね、マジなコメントしちゃった。いやホントすばらしいですよ!

byじいや。

No.8068 2006/12/18(Mon) 22:39:18

 
Re: ユソンの恋 その後四 「じいやとばあや」 / 阿波の局 引用

フィガロさん、コメントありがとうございます。

ユソンと裕子のその後のことは、皆さんのご想像におまかせしようと思っていたのですが、ちょっとしたネタを見つけたらまた書きたくなってしまって…。

練りに練ったとか、ずっと暖めていた、などというすばらしい内容ではありません。
冬が来るとうずきだす…、ということかもしれません。

お付き合いいただきありがとうございます。

No.8069 2006/12/19(Tue) 18:05:19


ユソンの恋 その後三 「ピアノ」 / 阿波の局 引用

「ふー」
ため息を一つついて、ユソンはパソコンの電源を落とした。
韓国にいる母のユジンやヘイン、グスンからは何度もメールが来ていたが、裕子からは簡単な携帯メールが数回来ただけで、それきり、もう2週間になる。

身軽な自分と違い、すっかり韓国を引き払い試験を受けなければならない裕子が忙しいことは分かっている。
だから、自分の方から催促するようなメールを出すことはためらわれた。

大学の入学試験を控えて、ユソンもそうのんきにしていられるわけではなかった。だが、勉強に手がつかなかった。
午後、家庭教師のジュリア先生が来るまでに、昨日出された課題をやっておかなければならないのだが…。

自室を出るとユソンは何とはなしにピアノ室へ入っていった
特に弾きたい曲があったわけではない。

ピアノのふたを開けた。
椅子に座り鍵盤を見つめていると裕子の顔が浮かんできて、自然と手が動き始め合唱曲『信じる』の伴奏を弾いていた。
裕子の声が聞こえてくるようだった。

こんな心もとない、虚ろ(うつろ)な想いは初めてだった。
裕子に会いたかった。
せめて声が聞きたかった。
自分で自分の心を慰めるように、ユソンは『始めて』を弾いた。


自室で本を読んでいたミヒはふと顔を上げた。
開け放った窓から入ってくる柔らかな春風に乗って流れてくるピアノの調べは、きっとユソンに違いない。

〈あの曲は確か…、そう、去年の夏、夫が倒れた時ユソンが駆けつけてくれて、その時弾いていた曲だわ。
学校の部活動で歌っている合唱曲の伴奏だといっていた。
その曲をなぜ今弾いているのかしら?
それに…〉

ミヒは本を閉じるとキッチンへと向かった。
「奥様、お茶になさいますか?」
「キムさん、いいのよ。休んでいて。
自分でするから。
お湯は沸いているかしら?」
「はい、ポットに熱いのが入っております。」
「ありがとう。」

ミヒは、ティーポットに茶葉を入れ湯を注いだ。
トレーにカップとティーポット、砂糖とミルクを揃えると、ピアノ室へと向かった。

ミヒが部屋に入っていってもユソンは気づかず、今度はショパンを弾いている。
ミヒはソファに腰かけ黙ってカップに紅茶を注ぐと、初めてユソンに声をかけた。

「ユソン、お茶にしない?」
「ああ、お婆様、全然気づかなかった。
お茶を入れてくださったの。
ありがとう、いただきます。」

「ユソン、何かあった?」
ミヒに声をかけられて、ユソンは少し驚いたような顔をしてミヒの目を見た。

ユソンの瞳が揺れていた。
しかし、気を取り直すように
「お婆様。なんでもありません。勉強の合間にちょっと気分転換に弾いていただけです。」と答えた。

「ユソン、ピアノは正直よ。
何か心にかかることがあるのでしょう?
あなたのいつもの音とは違うわ。
どこか淋しそうで、音に力と輝きがないわ。

…私には言えないこと?」

「……」

ユソンは目を伏せると、ためらいがちに言った。
「友達からメールが来なくて…、いえ、忙しいからなんです。
わかっているんです。けんかしたわけではないので。
だから、心配しないで。

お婆様、せっかくのお茶が冷めてしまいますよ。」

ユソンはそう言うと、カップを取って紅茶を飲んだ。


「いつか『島の家』で会った裕子さんという日本人の女の子ね。
あなたがこちらに来たのと同じころ日本に戻ったっていっていたわよね。

そうね、落ち着くまで何かと忙しいのかもしれないわね。
編入試験を受けるとか言ってたかしら?
もう終わったわよねぇ。
日本では4月から新学期だそうだから。」

「ええ、無事合格して韓国に来る前にいた学校へ戻ることになったそうです。」
「そう、よかったわね。
合格おめでとうって、お祝いのメッセージは送ったの?」

「ええと、どうだったかな。
送ったはずだけど…」
ユソンは言葉を濁した。
実はそのころから、ユソンの心は迷子になり始めていたのだ。

「あら、あなたらしくないわね。
ユソンはジュンサン、というよりミニョンだったころのあなたのお父さんに似て、誰にでも親切で気軽に優しい言葉をかける人だと思っていたけれど…。

肩に力が入りすぎているんじゃない?
ピアノもそうでしょう?
肩や腕に余計な力を入れないで、柔らかくして、背中から指先に神経を集中して力を直接かける。

かっこよく見せようとか余計なことを考えないで、あなたの気持ちを素直にまっすぐ裕子さんに向ければいいのよ。
そうすれば、あなたの心は裕子さんに届くはずだわ。」

「お婆様…。
僕、彼女と離れてこんな風になるとは思わなかった。
心の中にぽっかりと穴が開いたみたいで、何をするにも力が入らないんです。

こんな腑抜けた、情けない姿を彼女に知られたくなくて、だから…メールを送れなかったのかもしれない。」

「ねえ、ユソン。
勉強も大事だけれど、思い切ってピアノのレッスンをしっかりとやってみない?
ジュリア先生のお話だと、あなたの学力なら充分希望の大学に入れるそうだから、もちろん油断は禁物だけれど。

大学に入れば、理系は特に忙しくてそんな時間は取れなくなるでしょうから、今のうちにやってみたらいいんじゃないかしら。
そうしたら、見失っていた自分を取り戻すことができるかもしれないわ。

私も、去年あなたに話したとおり、ずいぶん辛い時を過ごしたこともあったけれど、そんな時はいつもピアノが支えだった。

弾いていれば今の自分が見えてくる。
聞いてくれる人がいて、その人がそれで喜んでくれれば、自分も嬉しくなる。
そういう気持ちはユソンにも分かるでしょ。」

「はい。
なんとなくですけれど…。」
ユソンの心が少し動いたようだった。


ユソンは顔をあげると真っ直ぐにミヒを見た。
「お婆様、お婆様が直接レッスンをしてくださるのですか?」

「ええ、いいわよ。
あなたがやる気になったのなら。
今までは、ほんの遊びの延長で教えていただけだけれど、私の本当のレッスンは厳しいわよ。覚悟してちょうだい!
大丈夫?」

「はい!
名ピアニストに直接教えてもらえるなんて凄いや!」
ユソンの目に輝きが戻ってきた。

「僕、勉強してきます。
ジュリア先生が来るまでに宿題やってしまわないといけないんです。
では、先生、レッスンは明日からということで、よろしくお願いします。」

ユソンが立ち上がって、ぺこりと頭を下げて部屋から出てゆくのを、ミヒは慈愛溢れる眼差しで見送った。

「ジュンサン、私も少しは役に立つようになったかしら…?」

No.8066 2006/12/16(Sat) 17:22:22


ユソンの恋 その後二 「消えた八月」 / 阿波の局 引用

皆が出て行ったリビングで一人、裕子はしばらくパソコンの前でためらっていた。
東京へ戻ってから、携帯でほんの短いメールは何度か送っていた。

無事に着いたこと。
新たな編入先の学校を探さなければならないと思っていたが、元の学校が受け入れてくれそうなこと。
でもそれきりメールを送っていなかった。

確かにいろいろと忙しかった。
でも、それは言い訳…。

〈日本へ帰ったら、毎日「おはよう」「おやすみ」って、今まで学校で挨拶していたようにメールするつもりだったのに…。
なんでだろう?〉

〈ううん、わかっていた…。
怖かったのよ。
もし、メールの返事が、いつか来なくなる日が来ることが…。
だから忙しさを理由に自分から距離を置こうとしていた…。臆病者の私…〉

ユソンと離れてみて、彼の存在が自分にとってどれほど大きかったかを裕子は感じ始めていた。
そして、日が経つにつれユソンへの想いがさらに強くなっていく…。
もし、彼を失ったら…、その不安が裕子を弱気にしていた。

〈勇気を出さなくちゃ。
引っ込み思案の私に戻っちゃいけないんだ。
もし、ユソン君やヘインたちが何かの理由で私から離れていったとしても、私の気持ちが変わらなければいいのよ。〉

裕子は意を決して、祈るような気持ちでキーボードを打ち始めた。


「ユソン君、お元気ですか。
しばらくメールしないでごめんなさい。

もうニューヨークでの生活は落ち着きましたか?
お爺様もユソン君が側にいるようになって、きっとお喜びでいらっしゃるでしょうね。
でも、お母様は淋しい思いをされているでしょうか。

私は、元いた学校側のご配慮で特別に編入試験を受けさせていただき、無事元の学年に戻ることができました。
特別勉強したわけではないのに合格できたのは、それだけ科学高校の授業のレベルが高かったということだと感謝しています。

そういうわけで、なるべく早起きをして、地下鉄に乗らず有楽町駅から、ちょっと遠回りだけれど日比谷公園を歩いて学校へ行く、小学校のころからの生活に戻りました。
今、公園はチューリップが終わってそろそろハナミズキの咲く季節です。
公園を歩いていると、ソウルでの生活がまるで夢の中の出来事だったように遠く思われて少し切ない気持ちになることがあります。

でも、時々地下鉄に乗って朝の通勤ラッシュに巻き込まれると、身動きができないほどの混雑の中で、ふとあのソウルでの通学のバスのぎゅうぎゅうずめの、おしくらまんじゅうのような車内を思い出して、韓国でのユソン君たちとの生活がとても愛(いとお)しく懐かしくなります。

こちらに帰ってきてから友人に「たった一年しかたっていないのに、裕子、ずいぶん大人っぽくなったね。」って言われます。
自分では気付かなかったけれど、韓国での一年間は私を少し成長させてくれたようです。
今思うと、とても長かったような、短かったような…。
いろんなことがあって、私の中ではとても大切な宝物のような時間です。


私、韓国へ行く前は小学校から女子校に通っていたので、男の子とは余り話したことってなかったの。
だから、初めは少し戸惑いました。
ユソン君やグスン君たちが優しくしてくれたのですぐ慣れたけれど。
ヘインや合唱部の皆はどうしているかしら…?
ヘインにもメールしないと怒られちゃうわね。

私の机の上には、あの合唱コンクールで銀賞をとったときに記念に皆で撮った写真が飾ってあります。
みんな懐かしい、大事な仲間です。


ところで、私は日本に戻ってからも、また合唱部に戻りました。
私の行っている学校は、ほとんどの人が上の大学に推薦入学するので、3年生になっても部活を引退しなくていいのです。

今『消えた八月』という曲を練習しています。

 
 『消えた八月』 栄谷温子作詞

熱い光の中で 僕は一枚の絵になった
熱い風の中で 君はひとつの石像になった
光に打たれて 僕は壁にとけた
風に吹かれて 君は大地に消えた

僕の好きな八月は 蝉と向日葵の夏
君の好きな八月は 銀河の下(もと) 星祭り

しかしすべては消えた
熱い風と毒された空気の中で
血の一滴すら流すことなく
僕は影になった 君は物になった
故郷(ふるさと)に 黒い雨が降る

熱い光の中で 僕は一枚の絵になった
熱い風の中で 君はひとつの石像になった


悲しいけれど、とてもいい歌です。
大切に歌いたいと思っています。

ユソン君はこの詩の意味が分かりますよね。
私は最初の2行読んだだけで分かりました。
日本人なら誰でもそうだと思っていました。

でも、数日前、パート練習を体育館の隅でしていたら、小学部の5年生の子が側に来て「何の歌の練習をしているんですか?」って聞くんです。
詩を読ませてあげても「意味が分からない」って。

私はとてもびっくりしました。
そして、大事なことはきちんと伝えていかないといけないのだということを私はその時知りました。

けれども誤解しないでくださいね。
私達日本人は“アメリカへの恨みを忘れるな”と子ども達に教育しているわけではないのです。
そうではなくて、戦争の悲惨さと、原子力を決して兵器に使ってはいけないのだということを、私も父母や祖父母や周りの大人たちから教えられてきました。

でも、こういうことは意識しないでいるとつい忘れてしまうような気がします。
特に、今の日本の平和で豊かな生活が当たり前のように暮らしていると。

母がいつか言っていました。
「私が子供のころはおじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていたし、両親とも子ども時代に戦争を経験しているから、よく戦中戦後の大変だったころの話とか、おじさんが機銃掃射に追いかけられて命拾いしたことなんかをしょっちゅう聞いていたの。
だから戦争の怖さをなんとなく分かったつもりになっていたけれど、やっぱり自分で体験したことではないから、あなた達に話したことはほとんどなかったわ。それではだめよね。」って。

私達はもう二度と戦争はしたくないし、するつもりもありません。
でも、周りの国、特にアジアの諸国からはそうは思われていないみたいです。
そのことをどうして分かってもらえないのか、いらだたしく思うこともありますが、周りが変わるのを待っていてもだめなのですよね。


まだ私にはどう自分を変えていったらいいのか良く分からないけれど、ともかく、この曲をもっと深く理解するためにも、少し本を読んで勉強しなくてはと思っています。
もう二度と、あんな悲しい出来事は、この地球上で起こってほしくないから。


でも、交換留学生の試験の勉強もしないといけないから、忙しい!大変!
そういえば、ユソン君は高校には編入しないで大学を受験するのでしょう?
そうしたら、もし私が留学試験に合格してアメリカへ行っても一学年下になってしまうのね。

秋にはひょっとしたら、ユソン君は大学生で、私は高校生かもしれないわね。
なんか悔しいわ。
…というより、ちょっと不安。

ユソン君のこと、信じていないわけではないけれど、大学へ行ったら、私よりもずっと賢くて素敵な人がきっといっぱいいるでしょうから…。

ユソン君、おねだりしていい?
今度ユソン君の写真送ってくれますか。
いつも持っていたいの。
ペンダントもあるけれど、欲しいの。

とにかく、試験に合格するように頑張るわ…。
早くユソン君に会いたいから…。
もちろんそれだけが目的じゃないけれど…。

なんか、これ以上書くとユソン君に嫌われてしまいそうだから、今日はこれでやめにします。
ごめんね。

では、またメールします。
元気でね。
       
         裕子

追伸 
ユソン君からもらったペンダント、いつもつけています。
学校へはアクセサリーはして行ってはいけないんだけれど、制服の中に隠してそっとつけています。
ユソン君が側にいるようで安心だから。



ときめきや 悩んだことも 夢のよに
        切なく春の 風頬に受け

懐かしい あの日々は確かに あったのと
        すし詰めの車内 身体で感じて

若者の 未来を消した 八月の
       陽射しに勝る 光と熱風

誰人も 命奪うため その力
       使ってはだめ 決して忘るな

メールでも 電話で声も聞けるけど
       やっぱり顔を 見て話したい

ラピスラズリ あなたと私 繋いでる
       約束の印 いつも身につけ

No.8065 2006/12/15(Fri) 11:05:16


ユソンの恋 その後一 「自分、未来」 / 阿波の局 引用

「お母さん。」
「なあに?」
「パソコン使わせてもらっていいかしら?」
「ええ、少し待ってね。
今家計簿を付け終わるから…。」

「なんだ裕子、パソコンなんて珍しいな。
ユソン君とか言う彼氏にメールか?携帯じゃ書ききれないほど積もる思いでも…?」

「いやあね、お兄ちゃんたら…、からかわないで。
引越しとか、試験とかでしばらくメールしていなかったから、いろいろと書きたいことがあるの。
手紙でもいいけれど、メールのほうが早いでしょ。お金もかからないし。」

「そんなにむきになるなよ。
それにしても、お堅い裕子に韓国でボーイフレンドができるとはな。聞いた時はびっくりしたよ。
本ばかり読んで、全然その気がないからさ、心配していたんだぜ、内心。
俺の友達だって、裕子のことちょっと気に入っている奴がいて、そんな素振りを見せているのに、お前は全然気づかないしさ…。」

「ほんとう?
それならお兄ちゃん言ってくれればいいのに。
私は可愛くもないし、バレンタインデーにいっぱいチョコをもらってくるお兄ちゃんみたいにもてるわけじゃないから、男の子と付き合うなんて別世界だと思っていたもの。
女の子同士だって、人見知りするほうでなかなか気楽に声をかけて自分からは友達になれないのよ。」

「そうだったよな。
いつだったか、雨の日に駅まで迎えに行ったら、『傘に入れてくれるって男の子に声かけられたんだけれど、家の者が迎えに来ますからって断った。』っていってたものな。
自分から男の子に声かけるなんて前なら考えられなかったろう?」

「それはそうよ。
だから、声をかけられたって、どうしていいか分からなくて…。」

「それでも、向こうで友達もできたし、ボーイフレンドまでできたんだから、凄い成長だよな。
やっぱり今まで小学校から女子校で、温室育ちだったからそんなふうに引っ込み思案だったんだよ。
思い切って韓国へ行ってよかったんじゃないか、母さんは反対していたけどさ。

こっちへ戻って、もう落ち着いたんだろう?」

「ええ、元いたクラスに戻れたからみんな知っている友達ばっかり、一年前に戻った感じ。
でもね、なんかちょっと話がかみ合わないような、自分だけ浮いているような気がする時があるの。なんでかしら?」

「そうだな、裕子が少し皆より大人になったってことかもな。
最近読んでいる本だって、戦争のこととか、日韓の歴史のとかそんなのばっかりだろう?
まぁ裕子の韓国かぶれは前からだけど、相変わらず韓国スターを追いかけている子と話が合わなくなってもしょうがないよ。

向こうに住んでみて、そういう華やかな面だけではないことを裕子が見てしまったんだから、それは仕方がないんじゃないかな。
悩んだ分だけ大人になるーこれはお父さんの受け売りだけど。あはは…」


「そうね。
でも、何も知らないで、ただドラマを見て憧れていたころに戻りたくなる時もあるわ。
この間読んだ本にも、広島に落ちた原爆で、朝鮮王公族の方が被爆されて亡くなったことや、在日朝鮮人で被爆した人もたくさんいて、中には被爆が原因でその後に健康被害がでることも分からずに故国に帰ってしまって、何の補償も受けられず長年苦しんでこられた人もいるって…。

それから、関東大震災の時に起きた朝鮮人虐殺の事件とか…。

もちろん、教育とか産業の整備とか、韓半島のために良いことも日本はしたかもしれないけれど、そのことを現地の人は喜んでいたかどうか。
国の発展のためにはなったかもしれないけれど、心や誇りは傷つけていたかもしれない…。

そんなことを考えていると、いつになったら日本はアジアの国の人に心から許してもらえるのかなぁって、ちょっと落ち込むこともあるわ。」

「裕子、難しいこと考えてるんだなぁ。
俺の先生がいつか言っていたんだけどさ、
『人間は神様じゃないから必ず間違えることがある。
過去にできてしまった事実は変えることができない。
それから、人の心もこちらの思うように変えることはできない。

でも、未来は自分で作ることができる。
自分を自分で変えることはできる。』って。

裕子は向こうで友達作ったんだろ。
そうやって、一人づつ、一人づつ仲良くなっていけば、いつか分かってくれる人も増えてくるんじゃないかな。
それが俺達、若い人間の役目なんだよ。
諦めんなよ。

あーあ、俺もしっかりしなくっちゃぁ。
裕子さんに負けないように勉強でもしてくるかなぁ。」

そう言うと兄は私の頭をくしゃくしゃっとするようになでて部屋から出て行った。
〈お兄ちゃん、慰めてくれてありがとう。〉


二人の会話を黙って聞いていた母は、
「はい、裕子お待たせ。パソコンどうぞ。

裕子だけじゃなくて、お兄ちゃんも一人で一年いて、少し大人になったみたいね。
いろいろ心配したけれど、結局よかったわね、韓国へ行って。

でも、分かっていると思うけれど、韓国のお友達だけじゃなくて、今まで付き合ってきたお友達も大事にしてね。

それにしても、今はメールや携帯があるからいつでも連絡が取り合えていいわね。」

「でも、お母さん達のころだって電話があったじゃない。」

「電話はあっても、お父さんは忙しくていつも夜遅かったし、お母さんは一人住まいじゃなかったからそんなに夜遅く電話を使えないでしょ。
今みたいに留守番電話も普及していなかったから、結局ほとんど手紙が唯一の通信手段だったの。
だから、手紙が来るのや会える日がとても待ち遠しかったものよ。

裕子も、ユソン君達と離れてみて、少しはそんな切ない想いも分かるようになったんじゃない?

さあ、お母さんもお邪魔でしょうから、向こうへ行くわね。ごゆっくりどうぞ。」

「もう、いやあね、お母さんまで私をからかって。」

私は胸が少しどきどきするのを感じながらパソコンの前に座った。

No.8062 2006/12/13(Wed) 22:25:48

 
Re: ユソンの恋 その後一 「自分、未来」 / 阿波の局 引用

皆さん、ご無沙汰しております。

久しぶりにお邪魔して、どかんと幅取りをして申し訳ありません。
「ユソンの恋」はもともとこちらで書かせていただいた物語なので、こちらの心優しい管理人さんと読者の皆さんならお許しくださると思って、UPさせていただきました。

もともと予定していなかった続編です。
次回の2回目が書きたくて久しぶりに書きました。
4回の予定です。
どうかお付き合いくださいませ。

No.8063 2006/12/13(Wed) 22:41:46

 
Re: ユソンの恋 その後一 「自分、未来」 / jジュンちゃん 引用

阿波の局さんお久し振りです。いつでも歓迎しますよ〜

No.8064 2006/12/14(Thu) 00:16:15


冬ソナロケ地が / 昼行灯 引用

冬ソナ舞台、冬季五輪に再挑戦 韓国・平昌
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200611240240.html

No.8058 2006/11/24(Fri) 23:12:41

 
Re: 冬ソナロケ地が / きりこ 引用

かぜをこじらせ、ここ2週間伏せっております。
撮りダメしたビデオもすべて見尽くした昨日、久しぶりに冬ソナ(19・20話)を毛布にくるまって鑑賞しました。「あー、やっぱりいいなあ」。。。
初めて観たときのあの感動、ナミソムまで出かけていった珍道中、いろんあことをじんわり思い出しました。あーぁぁぁ。。。

No.8059 2006/11/27(Mon) 21:26:46


春のワルツと冬のソナタ / フィガロ 引用

「冬のソナタ」についてはこの掲示板ですからいまさら申しあげることもありません。
韓子さんが述べておられるように、あの感動が色あせることはないとワタクシも全く同感です。

ですから敢えて「春のワルツ」を冬ソナと比較する必要もないとも思っていますし、これはこれで楽しめればいいなと思っています。
ユン・ソクホの四季シリーズ最後の作品として監督もかなり力を入れた作品だったようですから、その気合を感じたいなとも思います。

シリーズおなじみの脇役も顔を出しますし、3話まで見た限りでは肩肘張らずにのんびりと鑑賞できそうだなと思いました。

今週4話からは例によってすれ違いの場面が続くようです、韓ドラのお約束(笑)ですからやきもきしながら観たいと思っています。

No.8052 2006/10/23(Mon) 20:24:28

 
Re: 春のワルツと冬のソナタ / きよたん 引用

皆さま、こんにちは♪
ひっさしぶりにNetに接続しました(笑)
体調を崩しやすい時期ですが、皆さまお元気ですか?

昨日やっと撮りだめていた『春のワルツ』を4話とも観終わりました。
『冬のソナタ』と比べると、確かにあのガツンとくるような衝撃はありませんでした。
観終わってもドキドキとした気持ちが続くようなこともありませんでした。
でも、私は期待感大大大です!

私にとって『夏の香り』は結構トキメキ感があった作品です。
反して『秋の童話』はイマイチ・・・と感じていました。
ですが、どちらのドラマも繰り返し観るたびに印象が変わってきました。
あんなにトキメイた『夏の香り』の魅力が色あせ、『秋の童話』の良さがシミジミと伝わってくるようになったんです。
自分でも意外でした(笑)
『春のワルツ』も私にとってそんなジワジワっとくる作品なのかもしれないと思います。

それに今までの3作品の要素がなんとなく入っているように思いませんか?
記憶喪失ではないけど二人の人生を持つチェハ(冬のソナタ)、
命を脅かす病を持ちながら(手術して??)元気に成長したウニョン(夏の香り)、
子供時代に実の兄弟のように強く結ばれていたにもかかわらず兄は突然海外に行ってしまい離れ離れになる(無理やり秋の童話 )(笑)
そうそう、フィリップの役どころが何となく『秋の童話』のテソクに似てるような気も。
なんたって四季シリーズ最終章なんですから、そんなことを考えるのも楽しいものです。

チェハ役のソ・ドヨンさんの足の長さには驚かされませんでしたか!
いったい何頭身??と測りそうになりましたよ(笑)
それにフィリップの胡散臭さ(笑)
ソクホ監督のドラマで悪い奴は出てこないと思いながらも『お嬢さん、そんなタイプの男についていったらアカンでぇ〜』とTVに向かって注意してしまいました(笑)

本当に美しい映像(ハイビジョンTVで観たいくらい)、
現在を進行させながら過去を解き明かしていくストーリーも今までになく面白いと思います。
まだまだ謎が残るチェハとウニョン。
来週も絶対に観ようと思っています。

長くなりましたね(汗)

No.8053 2006/10/28(Sat) 13:24:16

 
Re: 春のワルツと冬のソナタ / フィガロ 引用

皆さんそれなりに楽しまれているご様子、韓ドラの定番ストーリーを素直に楽しまれている方、映像に感動されている方、おなじみの顔ぶれを見ながら他の四季シリーズと比較鑑賞される方、それぞれですね。

今後もユジンパパなど、ユン・ソクホファミリーが登場されるようですし、チャングムファミリーからはトック妻やチャンイも合流してくるので、いろんな役者の活躍も楽しみです。

No.8054 2006/10/28(Sat) 18:33:22

 
Re: 春のワルツと冬のソナタ / フィガロ 引用

チェハ(ソン・ドヨン)が4日(土)大阪へ。
http://www.nhk.or.jp/osaka/hall/haru_waltz1104.html

近くの人は行かれるのかな?
都会に住んでおられる皆様はこういう機会がたくさんあっていいですねえ。

No.8055 2006/11/01(Wed) 22:14:23


春のワルツ 第2話 / フィガロ 引用

皆さんご覧になっておられるのでしょうか?

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/waltz/yotei/yotei_02.html

スホの父親(イ・ハヌイ)はミニョンとユジンの記念撮影をした写真館の主人ですから「秋の童話」に続いて3作目ですね。ユジンママやサンヒョクパパと同じくユン・ソクホ作品には欠かせない役者ということですかね。
吹き替えの岩崎ひろしさんは「チェオクの剣」に引き続きですからその声が耳に馴染んでいる方も多いかな?

今後もまだまだ馴染みの顔が出て来るようなのでそんな楽しみも持ちながら鑑賞していく事にしましょうか。

No.8046 2006/10/13(Fri) 20:26:48

 
ユン・ソクホ出演 / フィガロ 引用

明日の「スタジオパークからこんにちは」を一応押さえといたほうがよろしいかと。

http://www.nhk.or.jp/park/yotei/index.html

No.8048 2006/10/15(Sun) 22:17:39

 
Re: 春のワルツ 第2話 / 韓子 引用

今日は10月19日、手遅れでした。そういえば「春のワルツ」3話只今放送中ですよね。
1話は期待をしないで観たのですが、やはり期待しないでよかった、と妙な気持ちで、2話は途中で眠ってました。
やはり、元気で溌剌としたかわいいユジン、陰のあるチュンサン、あの二人との出会いは新鮮で衝撃的でした。

No.8050 2006/10/19(Thu) 22:46:37

 
Re: 春のワルツ 第3話 / shishimaru 引用

皆さま、こんばんは!
大好きな映画からも、随分遠ざかってしまいましたが、やはりソクホ監督作品なので、最初からしっかり観てます。ユジンが息を切らせ、路地を走ってくるオープニング、あの時の衝撃には敵いませんが、今夜の3話もフランス映画のようでした。
1話のウイーンからザルツブルグまで、列車の窓ガラスに映る美しい映像や演出に、再び監督の非凡な才能を感じています。

羨ましいオフ会へのレスも、イルマーレへのコメントもしたいのですが、明日が出張なので今夜はこの辺でおやすみなさい!

No.8051 2006/10/20(Fri) 00:51:40


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