06.06.Mon
はははははっぴばーすでぃ神田!
おめでとう!
おめでとう!
お誕生日おめでとう!
何にもしてないけどおめでとう!(しろよ)(だって気付いたの今日になってからなんだよ)(準備なんてしてなかったんだよ)(ちょっとそれはどうなの…!)

>clapres
5月30日
19時「とても〜」様
 楽しんでいただけて嬉しいです!
 これからも楽しんでいただけるようがんばりますー。

5月31日
22時「日記に共感〜」様
 いいですよねあの三人!
 だって十代…! 十代後半ですよ…!
 そりゃあ色々話してると思うんですよだって十代…!(しつこい)

6月2日
1時「はじめまして〜」様
 こ、こちらこそはじめまして!
 あなたのお言葉に後押しされアップしてしまいました。
 だって嬉しかったんだ…!

6月3日
0時「あの3人が〜」様
 悶えますよね!
 ありがとう十代…!
 ありがたいお言葉を胸に暴走した結果があれでした。
 でもあれじゃ手ぬるいなんてそんなことは思ってませんよ! 
  
14時「ティキミラ〜」様
 メジャーカプで十分いけますよあの二人は(真顔)
 memoまでごらんに…!?
 あああありがとうございますー! 
 これからも頑張ります!

23時「この3人と〜」様
 え、ちょ、ど、同士様発見――――――――――!(絶叫)
 色々と。色々と、ですよね!(笑)


06.05.Sun
GodChild.1〜3アップ。
アンケート削除。



5000hitリクエストのあれです。
終わってません。見切り列車の連載です。
出発したまま到着しなかったらほんとにすみまsごほごほ(開始した側から何言ってるの)。
拍手のあのノリを求めていらっしゃる方はほんとに回れ右をおすすめしますよ。
拍手のあれはいったい何なの的な話になりますよ。
苦情は受け付けれませんよ…!

アンケートご協力ありがとうございましたー!
手始めにお答えくださった方に愛を振りまきますえるおーぶいいーらーう゛!
ラビミラティキミラは予想がついてましたがアレミラ神ミラ果てはコムミラクロミラまでリクエストにあり本当に面白かったです参考になりました。
ラビミラサイトと銘打ってましたがもう単なるミランダさん至上サイトでいい気がしてきました(今更)

拍手が見たこともない数値を記録です。
やっぱりランダムにしたからですか。
それとも皆さんあんな感じのを求めてらっしゃったんですかわぁい同士発見ー!
でもきっと某Ozo様がもっとすごいものを書いてくださると思いますよていうか期待してますよ私が!(某の意味無いよ)(だって期待してるんですよ)(あのお方ならきっとすごいもの書いてくださるよ!)

すみませんレスはまたしても後日回しに…!(頼むから急かさんといてマイファミリー!)


06.03.Fri
web拍手御礼小説変更(全5種)



前回の例のネタですが大分軽め、な、つもり。
拍手で応援してくださった方々がいらしたんでやっちゃいました。
そろそろ更新しないと一ヶ月停止になりそうだったから焦ってあのネタに逃げたなんてことはありませんよ!(ほんとですよ)(ていうかご賛同ありがとうございます)(目眩は皆様のお言葉で成り立ってますよ)
大分キャラが壊れてるんで苦手な方はやめたほうが…!
いやもうホントにあいつら仲良しでいいよ!
楽しいよ、私が!(お前か)
本当はもっとアレなほうがいいなんて言ってません。なにも言ってませんよ!奴らが既に経験済みとか給料は娼館で使ってますみたいなネタもやりたいんですけどねなんてそんな…!  
拍手レスはまた後日…!


05.31.Tue
今週のジャンプはリナリー一色でした。
あのこかわいいよ…!
もうほんとにあのこがヒーローでいい…!
それでミランダさんを笑顔でかっさらってくれればそれでいいよ…!

以下はものっそいごめんなさいなネタです本当にごめんなさい石投げないで!

ラビとアレンと神田の青少年な会話を求めてるんです(えぇー)
愛の逃避行の果てに二人が掴んだ物はそんな奴らの女性関係だったんです何やってんの…!
あの3人が仲良しだったりすると悶える。
本誌じゃありえないですがね特に神田が!
十代後半青少年真っ盛りな会話をしてればいい。
週末誰かの部屋に集まってアレな会話を繰り広げてればいいと思うよ!
あいつら絶対早熟だから経験豊富だったりしても別にというか3人仲良く娼館に出かけてててもいいと思うゴホゴホ持病の癪が!
ミランダさんは経験あってもいいと思いますよ(だって25才)(あの性格ならほっとけないと思って付き合っちゃった人いてもおかしくない)(別れた理由はどちらかが悪いと言うよりもむしろ不幸が原因でいいと!)(というかミランダさんが経験あることを知ってショックを受けるラビが見たいんです)(「え、ちょ、マジで? うわーショックさー!」「なんでですか?」「面倒が無くていいだろう」「バカ、初めてっつーのはなぁ!」)(ほんとにごめんなさ…!)
アレンは情けは人のためならずなフェミニスト
(「アレンってなんつーかホント抜け目無いっつーか」「だって優しくしたらそれだけ僕も、ね?(にこり)」「…うーわー」)、
神田は本気で酷い男
(「うっわユウそれサイテー」「神田、いつか刺されちゃいますよ?」「それほど柔じゃねぇ」「そういう問題じゃないと思います」)、
ラビは変態くさく
(「だって男のロマンだろ?」「……僕、ラビみたいにだけはなりたくないです」「………なろうと思ってもなれねぇだろ」「ひど! お前らだってちょっとときめいたくせにー」)
リナリーはそういうのを超越しちゃってればいい(だってあんな男所帯で育ったし)(男ってそんなものよねと微笑んでいればいい)(ときどききわどい発言を3人の中に落としてその混乱を楽しんでいればいい)(ミランダさんを守ってくれればいいと思うよ!)

…………………………すみませんでした。


05.30.Mon
お久しぶりです生きてますよー!(とりあえず自己主張)
一段落したんで浮上しました。
長かった。本当に長かった…!
ミランダ界の片隅から彼女への愛が叫べます。
先程確認したら最終通常更新がものっそい前で凹みました。
目眩は不親切サイトです(言い切った…!)
は、はよ何かせねば…!

5000hitありがとうございます皆様愛してる!
アンケートはなんかもうむしろ私が読みたいよみたいなネタのご提供ありがとうございます。
消化決定先着三名様リクエストは以下の3つです。

・子供化ミランダパラレル黒シリアス
・ラビミラ
・ティキミラ(+ラビ)


…うちのサイトの傾向を如実に表した結果に最早笑うしかありませんでした(そんな莫迦な!)(いや嬉しいけど)(嬉しいんだけど)(いいんですかほんとに)(と、とりあえずがんばろう…!)
その他のリクも今後の参考にさせていただきます。
もうちょっと放置しておくつもりなのでまだまだ送ってやってください。
5000hitから程遠くなったって知った事じゃなごほごほっ!

小説版Dグレ買いました。
コミックスと同じサイズだったことに驚きました。
あー…、いや、うん。
とりあえず一番言いたいことは、本編でも触れていないような割と重大なネタをここで出すんかい、みたいな、ね?(ねって)
ブローカー…!
神田の私物…!
バク支部長…!
美味しかったですごちそうさまでした。
今週のジャンプはできたら明日にでも。

そして長らく貯まった拍手レス。
遅くて申し訳ありません(平伏)

>clapres
15日
 22時「memoのアレイスター〜」様
  クロちゃんはいつだってめんこいですよ!
  ミランダさんと仲が良かったりすると悶えます。
  恋愛感情抜きにしても仲良しなおともだちで…!
  周囲は二人のほのぼのっぷりに癒されつつもむかついてれば
  いいと思います(だってミランダさん独占)(むしろ私が羨ましい)

 23時「卿版ティキが〜」様
  …………………HERO!
  た、確かに!
  いけないミランダさん早くそのロリコン男から離れるんだ!
  ヒーローというよりも奴はむしろヒーローの師匠的存在だったの
  に中盤辺りになって実は敵の親玉の側近だったとかそういうオ
  チが似合う奴だ!(目眩はティキミラを応援しております)

 23時「キャメロットさんが〜」様
  ティキは大きな弱みを握られたようなもんですからね…!(笑
  顔)
  「ティッキー」 
  「あん?」
  「例の子供、ボクも見た「何が望みだ」
  とりあえずにっちもさっちも行きそうにない状況が続きそうです。

18日
 2時「ミランダ〜」様
  えぇ、本当にかわいいひとです…!
  再登場の日が本気で待ち遠しいのですよ!

 20時「メモで進行して〜」様 
  え゛…っ!?
  い、いいんですか!?(どきまぎ)
  ああありがとうございますー!
  完全パラレルな話でして、メモでたまに進行しつついつかまと
  めて正式にアップしたいと思っています。
  そのお言葉を胸にがんばらせていただきます。

19日 
 16時「拍手のミランダさん〜」様
  しつこいのもあっさりも好きです(いきなり何を)
  むしろあんなのでこちらのほうがすみませんな感じですが!
  どうもありがとうございます。
  単発のつもりが何故かご好評いただきシリーズ化に…!
  細々ながらもミランダさんへの愛を胸に書いていきます!

22日
 10時「こんにちは〜」様
  こちらこそ来てくださってありがとうございますー!(平伏)
  個人的妄想の産物ばかりですが楽しんでいただけて光栄です。
  これからもがんばらせていただきます!

23日
 0時「ラビミラも〜」様
  「ほら見ろ。これからはオレの時代だ」
  「ざけんな。今オレとミランダわりとメジャーだし。あんた
   なんかお呼びじゃないない」
  「メジャー? …あぁ、後は廃れるだけだな」
  「黙るさマイナー中年が」
  「うるせぇクソガキ」
  私もどっちも大好きです(フォロー)

24日
 16日「ラビミラ大好、〜」様
  楽園と言うよりもむしろ腐海の森かと…!
  あれおかしいな涙で前が見えない…!
  ほ、本当にありがとうございますー!
  わ、私まだいけます! ミランダさんのために生きれます…! 


05.16.Mon
「なぁ、オレちょっとあそこの本屋行ってく」
「駄目です」
「………」
横に並んで歩く少年はにっこりと笑った。
なんだか黒い物が見えるのは気のせいではない。
「アレーン……」
「駄目です」
ラビの恨めしげな声など気にする風もなくアレンはにこにこと繰り返した。
久々に城下町まで出てきたのだから少しくらいいいじゃないかと言っても聞いてくれそうにない。
大きな溜息を吐いてラビは泣く泣く本屋の前を通り過ぎた。というか通り過ぎさせられた。
うっかり引き寄せられそうになる前に少年によって耳を引っ張られるのだから店先すら覗こうにも覗けない。
「ちょーっとこれはあんまりじゃねぇ?」
「被害妄想じゃないですか?」
間髪入れずの返答はやはり笑顔のままだった。
非の打ち所のないといってもいいくらいの笑顔に背中を何か冷たい物が流れる。
少年は怒っているのだ。
形ばかりの笑顔の裏でそれはもう烈火の如く。
(うぅわぁ)
この幼なじみは怒らせるととっても怖い。
もう一人は普段から短気で怒りやすい分冷めるのも早いがこっちは静かに深く長く怒る。
失敗した、と内心でラビはごちた。

鏡であるアレンは月に一度城下へと視察へ出かける。
民の現状に直に触れ、現状を知るために。
今日はその月一の視察。
ラビは毎回アレンの共として街へ行く小姓のトマをアレンと合流する前に捕まえほぼ無理矢理に近い状況で下がらせた。
従者の使うローブを顔を隠すように深く着込み、そのままアレンと合流して共に街へと繰り出したのだ。
勿論アレンはラビが城から離れたところで外套を脱ぎ捨てるまで気付かなかった。

まさかここまで怒るとはラビとて思っていなかったのだ。
その見通しはどうやら甘かったらしいと思わざるをえない。
つん、と顔をラビへと向けもせずアレンは大体、と口を開いた。
「大体、決めるって言ってからもう2ヶ月じゃないですか。その間に探しに行くかと思えばそうでもないし少しは公務に手を出すかと思えば結局他に押しつけてるし!」
「あー悪かったさ」
「そんな形ばかりの謝罪は要りません」
「アーレンー」
「知りません」
とりつく島もないとはこのことだ。
溜息を吐いてラビは歩きながらあたりを見回した。
ざわめく大通り、活気に溢れた店先を行き交う人々の群。
本当に久しぶりに見る光景だった。
幼なじみと従者を利用してまで街に出たのは、決して悪戯目的ではない。
息抜き、というつもりでも多分無かった。
そもそも息抜きなどと言ったら「何もしてないくせに何ぬかす」と幼なじみ二人から愛と憎悪に溢れた鉄拳を頂くことになるだろう。 
ただ何となくというのが一番近くて正しい。
これはこれで怒られそうな理由だが。
王を見つける。
それは自分の役目だ。
幼い頃からずっとずっと言い聞かされてきた。
そのために生かされてきたと言っても過言ではない。
3年間のごまかしの期限は切れた。
見つけなくてはいけない。見つけなくては。
そう反芻してふと笑みがこみ上げた。
同時にずきりと眼帯に覆われた目が痛む。
ずきん、ずきん、ずきん。
既に痛みなど忘れたはずの右目が何故だかその存在を主張する。
(見つける、ねぇ)
本当は見つける、というよりも――――――――
(―――まぁいいさ)
頭から考えをうち払う。
目星は既につけてある。
後は、宣言するだけだ。宝玉である自分が。
そしてその後はただ定められたように、
「………莫迦らしい」
「?」
小さな呟きにアレンはラビの顔を見上げる。
「ラビ?」
「ん? あぁなんでも――」
アレンに笑い書けようとしたラビの歩みが唐突に止まった。
つられてアレンも立ち止まる。
縫いつけられたように立ち止まり微動だにしない幼なじみに、少年は今までの怒りを忘れて、不思議そうに彼の顔を見つめた。
隠されていない左目が真っ直ぐその先を射抜いている。
明らかに様子がおかしい。
「ラビ? どうかしたんですか?」
気遣わしげにかけられる声にラビは返事をすることができなかった。
辺りのざわめきが一瞬で何処か遠くへと消え去った。
指一本すら動かせないことにラビは愕然とする。
ずきん、ずきん、ずきん、ずきん、ずきん。
眼帯の奥の右目が痛む。
痛くて痛くてたまらない。
いっそ気が狂ってしまいそうなほど。
左目に『それ』が映った瞬間、何もかもが吹き飛んだ気がした。
柔らかな黒髪。象牙のような白い肌。衣装に包まれていても解る細い華奢な、質素な肢体。
伏せた表情はここからでは見えない。
どこか途方に暮れたように、ちょうど食堂と花屋の間のところで立ちすくんでいる。
髪が揺れ、ほんの一瞬だけ見えた、その瞳。


「――――――――――――みつけた」

自分が何を呟いたかなんてわからなかった。




だれもしらない


05.15.Sun
「今までありがとうございました」
心からの感謝を込めてミランダは頭を下げる。
数少ない友人の一人であるアレイスターは慌てたように頭を振った。
「いいいやこちらこそっ!」
ずず、と鼻をすする音。
別れを惜しんでくれる、それだけで胸がいっぱいになった。
彼は優しい。
こんなちっぽけな地方の領主に収まってはいるものの、本来ならば王宮に上がれるほどの身分を持っていることをミランダが知っている。
それなのにおごり高ぶる事なく分け隔てなく接してくれるのだ。
彼の助けがなかったら今日までこうして暮らしてこれなかっただろう。
そんな友人に最後まで迷惑をかけてしまうことが心底申し訳ない。
「屋敷のことはごめんなさい。本当なら引き払ってしまうのが一番なのに」
「っ! 何を言うであるか!」
アレイスターは勢いよく涙で潤んだ顔を上げた。
「あそこはミランダ殿の思い出が沢山詰まった屋敷である! それを引き払うなんてっ」
必死と言っていいほどに言い募るアレイスターにミランダは苦笑する。
代々続く、住み慣れた屋敷。
建設当時そのままの自分には不釣り合いなほど立派なそれは維持費だけでも信じられないほど掛かってしまう。
この友人のおかげでそのまま住んでいることができたけれど、本来ならば引き払うのが一番の良策だとミランダは解っていた。
それをとめたのが彼だ。
不在の間、彼が屋敷の一切を引き受けることを申し出てくれた。
断るべきだったのに、結局甘えてしまった自分に嫌気がさす。
「ありがとう、アレイスターさん」
「礼など無用である」
「私が言いたいんです。本当にありがとう」
今までこんなにもよくしてくれて。
感謝してもしきれない。
もう一度頭を下げるとアレイスターはぐ、と言葉に詰まった。
胸ポケットからハンカチを取り出して、せわしなく鼻と目の辺りを擦る。
「本当に行ってしまうんであるな…」
あまりに寂しげな声音に思わず涙が潤んだ。
せっかく我慢していたのにこぼれ落ちそうになってしまう。
なんとかそれを耐えて、ミランダは必死で顔の筋肉を動かして笑う。
「ええ。このまま向かうつもりです」
住み慣れたこの土地を離れ、都へ。
貴族とは名ばかりの没落貴族。
それがミランダが持つ肩書きだった。
4.5代前までは権勢を誇っていたらしいが今や見る影もない。
親類縁者は既に亡く残されたのは維持費がかかる屋敷だけ。
そこが問題だったのだとミランダは思う。
根っから不器用で何をやっても失敗ばかりの自分にあるのは祖母から厳しく仕込まれた教養だけだ。
そんなもの実際に生活していく上には何の役にも立ちやしない。
こんな田舎でできることと言えば周囲の村人や子供達に勉学を教えることくらいで、その謝礼金を貰うことで生活していたものの日々かさんでいく維持費に限界が来た。
アレイスターにこの上更に援助して貰うことはできず、困り果てていたところに都での家庭教師の話が来た。
父と交流のあったらしい都暮らしの貴族に紹介されたのだ。
一も二もなくミランダは飛びついた。
今までとは比べ物にならないほど跳ね上がった給金は屋敷の維持費を十分補える。
ともすればアレイスターに少しずつ返していくことだって可能な金額だ。
(いっそ売ってしまえば楽なのに)
何度も浮かんだ考えに内心で溜息を吐く。
屋敷を引き払うことを考えなかったわけではない。
生活が苦しくなる度に何度も考えた。
けれどできなかった。
今は亡き家族の思い出が売ってしまうには多すぎた。
そして、なけなしの貴族の誇りも。
かつての栄華をその身で体験していた祖母にとって、没落という事実は耐え難い物だったのだろう。
生まれたときからそうだったミランダにはどうということではなかったが、祖母には我慢ならなかった。
貴族としての知識を、教養を、そして誇りを持ちなさい。
そう言ってミランダに仕込んでいたのは祖母の最後の意地だったのかもしれないと、ミランダは思う。
そんな祖母への思いがミランダを屋敷を売る決意から遠ざけたことも否めない。
初めて赴くに対する不安は大きく、ともすれば押しつぶされそうになる。
不幸女と子供達にからかわれてばかりの自分にできるのだろうかと泣きたくなる。
正直なところ、行きたいなんて思っていない。
けれど、そんなことも言ってられないのだ。
維持費のためと言っても結局は屋敷を捨てるような形で都へ行く今となっては、果たして本当に祖母の意を汲めているのか解らなくなったが。
「じゃあそろそろ」
たった一つの鞄を持ち上げてミランダは言った。
アレイスターの顔がまた泣き出しそうに歪む。
自分もきっと同じ顔をしていると思いながら口を開く。
「一生逢えないわけじゃないんですから。ある程度お給金が貯まったらお暇を貰おうと思ってますし」
その時には帰ってきますと続ける。
不安ばかりではないのだ。都に対する憧れはちゃんとある。
着いたら、今までなんて田舎臭かったのだろうなんて思うのかもしれない。
それでも帰ってくるとミランダは確信していた。
自分は帰ってくるだろう。この住み慣れた土地へ。
少なくとも、こんなにも大切な友人がいる限りは。
「もし良かったら遊びにきてください。それまでに都を案内できるようになってますから」
「そう、であるな。楽しみにしているである」
まだ出発してもいないのにそんな風に言う友人に自然と笑みがこぼれる。
「手紙書きますね」
「あぁ、私も」
遠慮がちに差し出された右手を握り返す。
名残惜しげに手を離して踵を返した。
「ミランダ殿!」
「?」
肩越しに振り向けば、アレイスターは何度も口をぱくぱくと開閉させていた。
あらぬ方向へ視線を巡らせた後、深く息を吸い込む。
「いってらっしゃいである」
涙で瞳を潤ませた、歪んだ笑顔で彼は言う。
嬉しさからか哀しさからか、ごちゃまぜになった感情を抱いてミランダも笑い返す。
「いってきます」
そうして、ミランダが見えなくなり従者に声をかけられるまで、アレイスターは門の前に立ち続けていた。



だれもしらない

>clapres
12日
 1時「あたし…〜」様
  おともだちになってください(真顔)。
  解る、解りますよすごくよく!(手を無理矢理とってぶんぶんし
  ちゃいますよ!)
  ミランダさんの手はとても綺麗だと思います。
  その辺りに唐突に気付いて周りはちょっとどきまきしちゃえばい
  いと思います。
  フェチどんとこいですよどんとこい!(どーん)

13日
 0時「連続で〜」様
  連続大歓迎でございますー!
  いや連続していただいても所詮ロリコンティキしかいないという
  のがちょっとアレなんですが(すみませ…!)
  例えあんなのくらいしか無くてもティキミラ一押しカプなんです
  (あ、どこからか疑惑の視線が!)(あいた!)

14日
 8時「お話、〜」様
  ああああありがとうございます!
  ど、「どれも」ってそんなに読んでくださっているなんて!
  そのお言葉を胸にこれからもがんばらせていただきます。

 20時「寓意〜」様 
  とても嬉しいお言葉でした。
  ちょ、どうしよう私いいのこんなお言葉頂いちゃって!?(おろお
  ろ)
  ちなみに目眩は張るも切るも自由のリンク・アンリンクフリーサ
  イトです(言葉の足らない不親切サイトですみません…!)。
  そして、拍手は続いてたんです(眼を逸らしつつ)。
  現在続き物5話完結ティキミラ編が拍手内容で す ……
  いっそ気付かないままでも別段問題はなごほごほごほ。
  連続拍手ありがとうございます!


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