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史記 / 中野 [関東]
>正統な系譜から外れる項羽が本紀に組み入れられた理由は、鴻門の会における切迫した駆け引きと、四面楚歌における名詩の結句「虞兮虞兮奈若何」を読めばわかるだらう。

本記であろうが秦が滅亡した経緯に楚がどの様に関係したかの考察が必要では?
No.387 - 2013/04/21(Sun) 20:07:11
Re: 史記 / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
書き込みありがとうございます。
本紀は三皇五帝、禹から始まる夏は桀の代で滅ぼされ殷に代わられ、その殷も紂の代で滅ぼされ周と続きますが、弱体・無実化した周王朝の後期である春秋・戦国時代の記述は書くべきことも少なく形のみとなり、次に戦国の七雄を制した秦のみが起源から語られ、初めて統一王朝を築いた始皇帝は独立の項目があります。そして、秦を滅ぼした立役者項羽、そしてその項羽との抗争に勝ち漢王朝を打ち立てた高祖の項目が続き、後は武帝までの歴代皇帝の記述となります。
この中で王朝を持たない将軍(4〜5年は王を名乗りましたが)である項羽は本紀の中では特別な位置付けです。しかし、秦滅亡から漢成立までこそが『史記』のクライマックスであり、項羽は絶対に本紀の中に書かれなければならない必然性があったことはおわかりになると思います。
また、「項羽本紀」は『史記』全巻の中の名文中の名文と言われておりますが、私も同感です。これが列伝に配置されることは絶対にないと思う随一の巻でしょう。
さて、楚の名門出身、天才軍師であり野心家で直情的な項羽が陳勝・呉広の乱から反秦軍の中心となり、一時期天下を取ったことは「項羽本紀」に書いてありますので、特に詳しく触れなかった訳です。
私も項羽の歴史的立ち位置からして本紀に相応しいとするのに異存ありません。記事は司馬遷の思い入れに着目して書きましたので、簡略が過ぎたかもしれません。
今後ともよろしくお願い致します。
No.388 - 2013/04/21(Sun) 23:57:04
クラウスのウィンナワルツ / 中野 [関東]
正規のデッカ盤で十分だと思う。

ライブは希少かも知れないが、商業的価値があるなら大手レーベルも放置しないだろうに。偏った見方をしてると一知半解の理屈を振りかざすだけで終わってしまう。
No.364 - 2013/03/28(Thu) 00:10:50
Re: クラウスのウィンナワルツ / アマデー
私はこの演奏をCDの音源となったLPで持っていますが、DECCA録音では味わえないクラウスを楽しむことができます。
人の掲示板へきて、あれこれ、いいなさんなよ!
知識と見識があって言うことがあったらご自分の掲示板を立ち上げられては?
私は管理人さんの意見を参考にして音楽を楽しんでいる一人です。
No.366 - 2013/03/28(Thu) 21:49:29
Re: クラウスのウィンナワルツ / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
アマデー様
書き込みありがとうございます。
私もこのライヴは単に創始者によるドキュメントというだけでなく、祝賀的な演奏と雰囲気のよい聴衆の反応が聴けるかけがえのない録音だと思います。

ところで、Marstonから最新のLAGNIAPPEの案内がありました。リストの高弟ダ・モッタだそうです。期待できますね。今から楽しみです。
No.370 - 2013/03/30(Sat) 01:03:55
Re: クラウスのウィンナワルツ / アマデー
サロン・ド・ソークラテース主幹様

このライブこそ本当のクラウスを伝えてくれていると思います。デッカ録音はオケの人数が刈り込まれていると聞いたことがあります。昨今のニューイヤーでは聞けない、アンコールが聴衆の反応とともにいかにも自然に(お約束ではなく)起こってくるのも楽しいです。オーパス蔵のCDはLP盤起しですが、私の知人が所有するこのLPの元になったテープを使用すればもっと良さが伝わると思います。

マーストンではヨゼフ・ホフマンの9巻目がなかなかリリースされませんね。
No.376 - 2013/04/07(Sun) 11:03:33
Re: クラウスのウィンナワルツ / アマデー
以前クレメンス・クラウスのホームページを開設されているかたから、クラウスの良さを知るのに格好の録音を教えていただきました。独オルフェオから出ていたバイエルンでのハイドン88番とラヴェル、家庭交響曲を第一に挙げておられました。それからウィンナワルツでは1940年の「南国のばら」。私はこの「南国のばら」でクラウスの虜になりましたね。もう出だしの遅めのテンポからして雰囲気満点です。私は墺Preiser90291で楽しんでますが、他のレーベルでもリリースされていたと思います。
No.378 - 2013/04/07(Sun) 18:35:40
Re: クラウスのウィンナワルツ / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
書き込みありがとうございます。
オルフェオのCDは今度記事にしようと思っておりました。ウィーン・フィル以外からも艶っぽいクラウスの音色が聴こえるから流石です。大変な名演集だと思います。
その他、思い起こすのがメタモルフォーゼン、イタリアから、町人貴族、ルーマニア狂詩曲、ミサ・ソレムニスなど。他の指揮者からは味わえない耽美的な響き(特に弦楽器)の虜になりました。
ニューイヤーはいつかテープからの復刻で聴きたい録音です。さらにクラウスの魅力が伝わることと思います。

マーストンのホフマンはずっと発売されそうな気配がないですね。補遺的な内容だとは思うのですが、シリンダー録音、別テイク、フィルムからの復刻とコレクターには待ち遠しい限りです。
No.379 - 2013/04/08(Mon) 00:29:27
(No Subject) / エーリク
 お久しぶりです。覚えておられるでしょうか。何年ぶりか分からないくらい、ご無沙汰していました。

 以前ここに、我が十大小説を書いたと思うのですが、あれからかなり時間が経ち、訂正の必要を感じていました。
 そこで、あくまでも現時点での自分の好みにすぎませんが、改めて考えて選んでみました。欧米系に偏っていますが。

ゲーテ「ヴィルヘルム・マイスター」(修業時代・遍歴時代)
トルストイ「戦争と平和」
ジョイス「ユリシーズ」
フロベール「ブヴァールとペキュシェ」
シュティフター「晩夏」
フォークナー「響きと怒り」
セルバンテス「ドン・キホーテ」
メルヴィル「白鯨」(モービィ・ディック)
リルケ「マルテの手記」
プルースト「失われた時を求めて」

 ちゃんと読了できてないものも多いのですが、読みにくいけれど好きだということもあるので挙げました。あまり読書をしなくなってしまったせいもあると思いますが。
 一応、好みの順に並べてみましたが、かなり迷ってしまったので、あまり差はないと思います。

 日本では、島崎藤村 「夜明け前」を特に挙げたいです。これもまだ途中までしか読んでいませんが、スケールが大きく、ゆっくり読んでいきたい作品です。


 「十大小説家」というのも面白そうですね。自分の少ない読書経験から、あえて選んでみたいと思います。
 自分の好みだけでなく、個性的な独自の世界を創造した作家、という観点をも加味して選んでみます。
 上に挙げた作家のうち、ゲーテは小説家とは呼びづらいので残念ながら外します。トルストイ、ジョイス、メルヴィル、の3人はぜひ入れたいと思います。
 残り7人は迷う所ですが、ジェイン・オースティン、ヘンリー・ジェイムズ、ヘンリー・ミラー、ムージル、セリーヌ、泉鏡花、川端康成、といったあたりを加えてみます。
 バランスは良くないと思いますが、とりあえずこんな感じで。


 「ドン・ジョヴァンニ」については、Walterの1942年の録音は熱い演奏で素晴らしいですね。彼の1937年のウィーンフィルとの録音も美しくて好きです。
 あとは、興味があるのはクーベリックです。一部分を少し聴いただけなのですが、こちらはいわば「冷たい」演奏ということになるでしょうか。冷たいというよりも、清澄という言い方のほうが近いでしょうか。オペラなのにまるで宗教音楽のような。正攻法ではないかもしれませんが、突き放したような表現が新鮮に感じ、妙に説得力もあるように感じました。
No.333 - 2013/03/06(Wed) 22:38:52
Re: / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
ご無沙汰しております。実は定期的にHPは拝見しておりました。現在は見れないようですが、移転のご予定でしょうか?

書き込みまことにありがとうございます。
エーリクさんが以前挙げていただいた十大小説も読み返してみました。リルケとプルースト以外は入れ替わっておりますね。興味深いです。この2作はエーリクさんにとって最も大事な作品なのだろうと感じました。

さて、『カラマーゾフの兄弟』が消えてしまいましたね。印象が塗り替えられたのでしょうか? 『デミアン』がなくなったのも寂しく思います。
逆に『戦争と平和』が入ってきましたね(『アンナ・カレーニナ』も素晴らしいのですが、個人的には『戦争と平和』の方が好きです)。

残りの作品も納得の選出ですね。シュティフターに意外性がありますが、大作・名作が並んだ感があります。
『夜明け前』はまだ手にしておりませんが、私も藤村は昨年少し読みましたので、引き続き挑戦してみようと思います。

エーリクさんの選ばれた「十大小説家」では所謂文豪と言えるのがトルストイくらいで、次に該当するのは川端康成でしょうか。仰るように個性的な独自の世界を想像した作家という視点では鋭い選出だと思いました。
英米文学には疎いので、この中で実際読んだことのある作家は少ないのですが、メルヴィルやオースティンあたりはそろそろ渉猟を開始しようと考えております。

それでは、今後ともよろしくお願い致します。
No.335 - 2013/03/08(Fri) 01:15:34
Re: / エーリク
 定期的にホームページをご覧になっていたのですね。なんだか恥ずかしい限りです。
 連絡を怠ってしまっていましたが、閉鎖し別の所に移転しました。
 リニューアルも含め、今のホームページを将来的にどうしていくかについて考え中でもあります。それと、文学やクラシック音楽といった世界が、自分の興味の対象としては以前よりも幾らか薄らいでしまったということもありました。
 というわけで、すみませんが、今のところはURLを公開しないということにさせて頂きたいと思います。今後気が変わることもあるかもしれませんが。

 リルケとプルーストの小説については、確かに言われてみれば、強く心に残っているという意味では、自分にとって重要な作品なのだろうと思います。ただ、読み返すことがあまりなく、離れてしまった気がしなくもないので、9位と10位にしてみました。
 ドストエフスキーやヘッセについては、10代の頃によく読んでいたと思いますが、その後なぜか次第に興味が薄れていってしまったと思います。結構愛読していたわりには、今ではそれほど印象に残っていないような気がします。不思議なものです。

 「文豪」なるものの意味がはっきりとは分からないのですが、イメージとしてはやはり、バルザック、ディケンズ、ドストエフスキー、トルストイ、漱石、といったような人たちが、一般的にはふさわしそうですね。彼らはまさに「小説家」と呼ぶことにためらいがほとんど生じない人たちでもあるでしょう。
 一方で、ゲーテ、メルヴィル、ヘンリー・ジェイムズ、ムージル、ジョイス、といったような、小説でありながらも小説を逸脱するような方向性を含む小説を書いた人たちのほうに、どちらかというと自分は(難解さを感じつつも)惹かれる傾向があるのかもしれません。こればっかりは嗜好の問題でしょうが。もちろん、形式だけでなく内容も含んでの魅力ということです。シュティフターの小説にしても、ある意味では小説としてかなり異端だということは言えると思います。
No.336 - 2013/03/09(Sat) 13:08:27
Re: / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
リニューアルをご予定なのですね。再開しましたらメールで結構ですので、ご連絡いただけますと幸甚です。感銘を受けた本のページがあるようでしたら、今後も参考にさせていただきます。

私も繰り返し同じ作品を読むということをしないので、印象は刻々と変わります。ただ、人格や思想の形成に大きな影響を与えた作品は深いところで生きているかなと思います。

文豪の意味は曖昧ですが、列挙していただいた作家たちのことで間違いはないと思います。ところで、私も小説らしからぬ作品を書いた逸脱の作家たちを難解と感じつつも惹かれます。小説にはこれといった決まりも法則もないものだと考えておりますが、独自の表現を追求する作家には刺激を受けます。

私はまずはエーリクさんの挙げた十大小説を渉猟することを目指してみます(特にゲーテ、ジョイス、メルヴィルを)。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
No.339 - 2013/03/10(Sun) 21:51:53
(No Subject) / syo-hyo [関東] [ Home ] [ Mail ]
久しぶりに書きこみをいたします。
世界の十三大小説を拝見しながら、我が国の作家の作品が一つも入っていないことを、忸怩たる思いで眺めているのは、なにも私だけではないかと思い(無論、主幹さんも注記されていますが)、今後、世界の十大小説家といったものを新しく掲げてもよいかと存じました。
また、短編や中編小説といったもので、「世界の〜」といったものも一興かと思います。

「あなたの好きな小説作品はなにですか?」という問いは、一見気の抜けた問いであると同時に、ある意味、リトマス試験紙のように、その人物を評価する手だてになるものであり、軽々に答えられない、含蓄のある問いです。

昨年末に、自分は漱石全集を衝動買いし、小説作品を時系列に沿って再読しました。
「命の次にお金が大事」という価値観が蔓延る昨今、「野分」の美学がどこまで人を感動させるか、ふとそんなことに思いを巡らせたのでした。
No.327 - 2013/03/02(Sat) 17:37:04
Re: / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
書き込みありがとうございます。

世界の十大小説家とは面白いですね。考えてみました。
まず、確実にランクインさせたいのは、
バルザック
ドストエフスキー
トルストイ
ゾラ
夏目漱石
の5名です。小説を大量に書き、しかも独自の世界を築き上げた人物であるからです。

あと5名をどうするか。相応しい人物を列挙してみました。
デフォー、ディケンズ、スティーヴンソン、ジョイス、モーム、トウェイン、ヘミングウェイ、ホフマン、トーマス・マン、ヘッセ、カフカ、スタンダール、フローベール、モーパッサン、カミュ、ゴーゴリ、トゥルゲーネフ、チェーホフ、森鴎外、芥川龍之介、谷崎潤一郎、太宰治
有名な小説を書いた作家でありながらユゴーやプルーストの名がないのは、小説が本分でない人物であったり作品数が極端に少ないという理由からです。こうした理由で私が高く評価しているセルバンテスやスウィフトなども除きました。
この中から好みで5名選ぶと、
デフォー
トウェイン
ホフマン
カフカ
カミュ
を残します。各国かなりバランスよく選べたかもしれません。
如何でしょうか?
No.329 - 2013/03/03(Sun) 22:51:14
Re: / syo-hyo [関東] [ Home ]
世界の十大小説家と、自分が言い出しておきながら、実際に、考えをめぐらせると、なかなかすんなり出てこないのでした。
主幹さんがあげておられる条件、
一、小説を大量に書いていること(作品の長短を問わず)
一、独自の世界を築き上げた人物であること
も妥当かと思います。
ホメロスまで遡ると切りがないので、とりあえず、現代小説に直結していると考えられる19世紀以降の作家から選んでみました。

まず、バルザックとドストエフスキー、トルストイには異存ありません。漱石は自分のぜひくわえたい作家です。最近、猫から明暗までを通して読み、作品の発展の仕方といい、「独自の世界」を作り上げているという点でも及第かと思います。
自分は、ゾラの作品では「居酒屋」しか読んでいませんが、我が国の明治、大正期に与えた影響は看過できないものがあります。が、19世紀から20世紀にかけて、小説という存在を問いなおしたジッドをあげたい気持ちがあります。
イギリスからはディケンズを、アイルランドからはジョイス、アメリカからはフィッツジェラルドとフォークナーを、それぞれ選びます。ガルシア・マルケスに関しては「百年の孤独」しか読んでいませんが、その一冊の強烈な印象に押されて選んでしまいました。

無論、フローベルやカフカ、プルースト、ヴァージニア・ウルフの文学技法に与えた影響や、チェーホフの技巧、ロマン・ロランの構成美といい、あげたい作家は、尽きません。
こうして、作家を選びながら自分が意外と読んでいない作家がまだまだいることに気がつかされました。
No.330 - 2013/03/04(Mon) 22:12:25
Re: / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
面白くなってきましたね。
私が候補に出さなかった名前が4名も入っております。フォークナーとガルシア・マルケスは1作品も読んだことがないので、詳しく応えられませんが、確かに文学史上の巨人といえますので、相応しい人選かと思います。
ジイドは『法王庁の抜け穴』を大変高く評価しております。その他にも数作読みました(代表作『狭き門』は未読ですが)。しかし、候補にしなかったのは私にはジイドがどんな作家なのかいまいちまだ見えておらず、謎の作家だからです。
フィッツジェラルドは大昔に有名な『ギャツビー』だけ読みましたが、そろそろ再読してみようかと思います。正直申しまして、若い頃に読んだ時は普通の作品としか思えなかったもので。

ヴァージニア・ウルフもそうですが、私は英米文学に暗く、相変わらず仏露の文学に偏重気味です(候補にロマン・ロランをうっかり入れ忘れたのが悔やまれます)。少し英米文学にも手を伸ばそうと思います。
結局、日本からは漱石だけですね。対になるはずの鴎外が小説家というくくりでは捉えられないのも原因でしょう。他に漱石に肩を並べられる文豪となると、客観的にはおらず、選者の好みになりそうですし。

また定期的に考えると、違ったものが出て来て面白そうですね。
No.334 - 2013/03/07(Thu) 00:59:40
米Marstonについて / アマデー
件名のレーベルについてはパハマン全集に引き続いて、ニノン・ヴァランを入手しようと手続きをしているところです。しかし、MarstonのScottさんによるとプレスCDは既に廃盤、CDRでの提供になるとのことで、少し残念ですが、オリジナルマスタからの焼付とのことでした。主幹さんは当該レーベルの会員とのことですが、会費とか特典についてご存知の情報を教えていただけないでしょうか?
No.306 - 2012/12/11(Tue) 07:32:18
Re: 米Marstonについて / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
書き込みありがとうございます。
私はMarstonの会員になっておりますが、手続きは至極簡単です。

http://www.marstonrecords.com/html/prefered.htm

HP内にあるこちらのPREFERRED CUSTOMERのページに移動しますと、一番下にチェックボックスがごさいます。
会員として今後リリースされる全新譜を自動的に購入します、または歌物かピアノ物のみの全新譜を購入します、というのを選択すると会員と認定されます。あとは個人情報を入力します。
会員の特典として、このページ内にある特典CDが過去のものを含めて全て貰えます。プランソン、リスラー、ボリ、ヴィーニェスなどかなり魅力的な特典です。
会費はございません。問題はリリースされた商品が購入希望とは関係なしに送られて来て、カードから引き落としになります。たまに興味のない商品もありまして、未聴のまま放置してありますが。それでも私はMarstonによる今後の魅惑的なリリースの為にスポンサーになったつもりで会員を続けております。ちょっぴり嬉しいのはリリース後は直送されてくるので、日本で発売される3ヶ月も前に新譜を入手出来ることでしょうか。パハマンも夏には届いておりました。

ヴァランは大分昔の発売ですから、これからプレス盤を入手するのは厳しいでしょう。

ご参考になれば幸いです。
No.307 - 2012/12/11(Tue) 21:53:49
カラマーゾフの兄弟 / アマデー
カラマーゾフの兄弟、私も読んでみようかな、と思っていますが、お勧めの翻訳はどなたのがよろしいでしょうか?アドバイスをお願いします。
No.302 - 2012/12/02(Sun) 17:00:01
Re: カラマーゾフの兄弟 / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
書き込みありがとうございます。
多くの方が世界最高峰の小説に挙げる『カラマーゾフの兄弟』を手にとられるのですね。翻訳も重要になってきますので、慎重にお答えしたいと思います。
まず、入手しやすいのは光文社古典新訳文庫の亀山郁夫訳、新潮文庫の原卓也訳、岩波文庫の米川正夫訳の3種類になります。
私の読んだのは新潮文庫の原卓也訳で、躊躇なくおすすめ出来ます。亀山訳と米川訳は読んでませんので、巷間の情報を頼りにせざるを得ません。どうやら最も新しい亀山訳は現代の日本語の感覚に近く、読み易いそうです。長い作品ですので、文章がすらすらと頭にはいってくるのは重要な要素です。ただし、誤訳が一部で指摘されておりますので、ご注意下さい。逆に米川訳は感覚はやや古めになりますが、格調高いと評判は高いです。恐らく原訳はその中間に位置するようで、無難という意味からも私は新潮文庫をおすすめしておきます。

翻訳の印象は作品の印象に関わってくるので、3者3様、吟味してお選び下さい。

『カラマーゾフの兄弟』は複雑な家庭内の憎悪、犯人は誰なのかを軸に読みすすんでいただきながら、神と救済についての対話が核心となります。「神がなかったら、救済もないのか」は日本人にはなかなか理解出来ない観念ですが、無神論が迫る19世紀ロシアでの精神の呻きを読み深めていただけたらと思います。

今後ともサロン・ド・ソークラテースを何卒宜しくお願い致します。
No.303 - 2012/12/03(Mon) 22:44:00
Re: カラマーゾフの兄弟 / アマデー
さっそくご返事をいただきありがとうございました。来週は休暇をいただく予定なので、ぜひ読んでみたいと思います。

音楽関連は、数日前マーストンのパハマン全集を入手しましたので、じっくり聴いていこかなと考えています。
No.304 - 2012/12/04(Tue) 19:55:03
Re: カラマーゾフの兄弟 / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
書き込みありがとうございます。
クラシック音楽も聴かれるのですね。そして、パハマン全集とはかなりの音楽通ですね。素晴らしい決定的全集ですので、堪能出来ると思います。
それでは、今後とも宜しくお願い致します。
No.305 - 2012/12/05(Wed) 01:35:10
オドノポゾフの件につき / KTakagi [北海道]
オドノポゾフの記事を目にしましたが誤解があるといけませんので少々付け加えさせて戴きたく。VPO、正確には歌劇場の管絃楽団と言うべきかも知れませんが、コンサートマスターは一人で受け持つものではなくシュナイダーハンがそのトップになったと言ってもオドノポゾフ自身は契約の続く限りにおいてはその地位に残れたものと思われます。従いまして、ウィーンで長く地位を楽しめなかつたのは取り澄ました上品さとは無縁というのは些か違うのではないかと思われます。ソリストとしてステージに立つ場合とコンサートマスターとして立つ場合に表現を変えるのも一流の演奏家としては不思議なことではありません。
No.298 - 2012/10/14(Sun) 04:25:19
Re: オドノポゾフの件につき / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
書き込みありがとうございます。
おっしゃるように通常コンサートマスターは複数名おりますし、オドノポゾフが就任した当時は御大ロゼーが第1コンサートマスターとして君臨しておりました。
思うのはオドノポゾフ自身、ウィーン・フィルのコンサートマスターを長く続けるつもりもなかったと想像しています。完全なソリストタイプで、コンサートマスターを本職にするような人ではなかったかと思うのです。
オドノポゾフがコンサートマスターを退任したひとつの契機となったのはロゼーの後任主席がシュナイダーハンとなった為だと思います。しかし、オドノポゾフにとってコンサートマスターがキャリアの1ステップに過ぎなかったと考えるのと、人気の点でウィーンが好むのはシュナイダーハンであったということで、あのような文章にした訳です。少々面白おかしく脚色した感はありますが、ご容赦下さい。私個人はシュナイダーハンよりもオドノポゾフの方に魅力を感じております。
今後ともサロン・ド・ソークラテースを宜しくお願い致します。
No.299 - 2012/10/14(Sun) 23:18:03
Re: オドノポゾフの件につき / KTakagi [北海道]
誤解があるといけませんが、ゲルバーがロゼーの後継としてシュナイダーハンを引っ張り出してきたのはシュナイダーハンがウィーンで評価されることを見越したためではなく、結果的にシュナイダーハンは評価されたということだと思いますよ。オドノポゾフは米国に長く留まらずに欧州に戻り教育者としての道を進んだ訳ですから必ずしも米国においても求められた演奏家とは言えないと思いますし、また、ソリストタイプであるかどうかの客観的判断根拠は曖昧と思います。
私自身は彼の弾いたドヴォルザークのコンチェルトは逸品であるとは思っていますが。
No.300 - 2012/10/19(Fri) 01:09:52
Re: オドノポゾフの件につき / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
書き込みありがとうございます。とてもお詳しいので大変勉強になります。
私も結果的にシュナイダーハンが評価されたのだと思います。また、オドノポゾフの録音からも窺われるようにアメリカよりもヨーロッパでの活動の方が重要だったと考えます。ソリストタイプかどうかは今回取り上げた小品の録音、多くの協奏曲録音の印象からで、全く個人的・主観的なものです。
それでは、今後もお気付きになった点などございましたら、いろいろと教授下さい。
No.301 - 2012/10/21(Sun) 21:51:47
(No Subject) / TNT [北陸]
拝啓 主幹様

忘却の末路にあるかもしれませんが、私は以前何年か前エルマンのCDについて相談に乗っていただいた者です。お元気でしょうか?
今年はエルマン生誕120周年の年。先月気付いたのですが、2月にTESTAMENTから新盤が出ていました!!
以前は3000円程していたのですが、只今某所にて2000円を切っております。輸入盤セールの対象なのでしょうか?
主幹様でしたらご存知かもしれませんが、一応お伝えしておきます。

・・・できれば同年ぐらいに収録された「メンコン」を弾くエルマン(THE ART OF VIOLONの冒頭で少しだけ映るもの)のフィルムが第一楽章だけでも残つているなら、是非とも鑑賞したいものです。数少ない在りし日のエルマンの姿を・・・

ところで、レコードの収集はされていますか?
No.296 - 2012/06/15(Fri) 14:14:25
Re: / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
書き込みありがとうございます。こうして情報交換出来ることを嬉しく思います。
エルマンのBBCラジオ・リサイタルですね。これは私も興奮して入手しました。ブラームスのソナタ第1番が初レパートリーとなり、これでブラームスのソナタ全3曲の録音が揃ったことになります。
早速聴きまして、意外やどの曲も1961年の演奏なのにしっかり弾いており、感心しました。コレクター向けにとどまらない、楽しめる演奏でした。
あと、エルマンでは復刻の少ないG&T録音のCD化をどこかやってくれないでしょうかね。

レコードも所持しておりますが、蒐集対象がSP復刻が多いのと、音源重視なので専らCDです。

今後ともサロン・ド・ソークラテースを宜しくお願い致します。
No.297 - 2012/06/16(Sat) 10:00:07
(No Subject) / 大森 [東海]
バルビローリのニールセンで辿り着きました。小生、この曲はバルビローリの演奏で気に入った楽曲であります。チヤールズ・リイドの著書であるジョン・バルビローリ伝にはこの曲の件が記されておりますがハレ管にこの曲を仕込むバルビローリの熱意は流石であると言わざるを得ません。なおバルビローリの愛好家に有名な演奏は当ライブ盤ではなく1959年9月録音の英國パイ盤ではないかと思われます。
No.294 - 2012/02/22(Wed) 21:45:12
Re: / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
大森様

書き込みありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。NIXAへの録音、発売がPYEからというバルビローリのニールセンのことは認知していたのですが、入手可能なCDがなく聴いたことがありません。
実はニールセンは滅多に聴かない作曲家で、受容史のこともわからず、記事にしたライヴの初出時期もわからず、てっきりライヴの方が有名なのかと思ってしまいました。記事は改めさせていただきました。
1959年盤もCD化されましたら是非入手したいと思っています。英バルビローリ協会あたりがCD化してくれると嬉しいのですが。

今後ともサロン・ド・ソークラテースを何卒宜しくお願い致します。
No.295 - 2012/02/23(Thu) 23:36:04
義血侠血につきましての質問 / Karakazeviewview [関東] [ Mail ]
こんにちわ!

空風ビュービューと申します!

初めてお便りさせていただくのですが、泉鏡花の「義血侠血」は、尾崎紅葉の筆が入っていないバージョンも読めるのでしょうか?

文学に興味があり、まだ読みはじめたばかりなのですが、紹介文を大変参考にさせていただいてます!

これから、どうぞヨロシクお願いします!
No.292 - 2011/06/28(Tue) 09:42:48
Re: 義血侠血につきましての質問 / サロン・ド・ソークラテース主幹 [関東] [ Home ]
空風ビュービュー様

はじめまして。書き込みありがとうございます。
お問い合わせの件ですが、私が読んだのは岩波文庫で、尾崎紅葉が加筆したものでした。私も是非、鏡花のオリジナル草稿を読みたいと思っていました。
しかし、簡単に手に入るものはないと思われます。恐らく鏡花全集には自筆草稿が収録されているのではないでしょうか。
はっきりしたお答えが出来ずに申し訳ございません。鏡花の作品は引き続き渉猟したいと思っています。
何かのお役にたてましたら幸甚です。今後ともサロン・ド・ソークラテースを宜しくお願い致します。
No.293 - 2011/06/28(Tue) 23:30:02
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