| 続けて……
●マツモトさんの『古今漫画夢現』
マツモトさんとは実際にお会いしたことがありますが、それがきっかけで僕が引きずり込んだ形であります(笑)
僕の場合、【その週に公開となる新作映画】という縛りを設けた作品評ですので、マツモトさんの【作品の発表年度に関係なくとにかく自身のお気に入り漫画を紹介する】というスタンスが時に羨ましく思えることがあります。それはあくまで書き手としての印象ですが、逆に読み手とすれば、これがもう人様の本棚を覗き見するような愉しみがありますね。あるいは<お蔵出し>にも似た感覚と言ってもいい。「次は何?」とウキウキします。
そういった中で、既に読んだことのある作品が紹介されていることもあれば、そうでないこともあります。どちらも楽しい。「あ、そうそう!」と頷いたり、「そういう読み方かぁ、なるほどー!」とハッとすることも、これ一つの愉しみです。また「あ、この漫画知らない」という時、「読んでみたい!」と思わせる力があります。
僕、好きですよ。マツモトさんの文章。 |
No.41 - 2008/09/16(Tue) 13:39:17
|