11月8日、9日に、玉川大学の学園祭「コスモス祭」が催されます。その中で、11月9日(日)13:30より、講堂にて、学校主催の特別演奏会が開催されます。これは、学内のオーディションに合格した精鋭の学生達によるガラコンサートですが、芸術学部でトロンボーンを勉強する学生達によるアンサンブルが、学内のオーディションにみごと合格し、前半の部の最後に出演することになりました。しかも、私の作曲した「Stellate Relation for 5 Trombones」を再演してくださるそうです。
「Stellate・・・」は、今年3月の玉川大学トロンボーンアンサンブルの演奏会のために作曲したオリジナルのトロンボーン5重奏で、星形に並んで演奏する少々変わった作品です。作品を創る者にとって、再演は最高の賛辞です。彼らが、この作品を大事に想ってくれて、再演の機会を狙っていてくれたことを、大変嬉しく感じています。残念ながら、この日私は現場に居合わせることができませんが、日曜の午後ということですので、是非たくさんの方に聴いていいただきたいな・・・と思っています。
コスモス祭のご案内 http://student.tamagawa.ac.jp/cosmos/entry.html
以下に、初演時のプログラムノートを記します。
この宇宙(Universe)で5つの星達(Stars)が遭遇します。それぞれに個性的な輝きと重力をもつ星達の接近は、この時空にひずみと不協和をもたらしました。均衡を求めて星達はお互いの距離や役割について模索し始めます。いったんは、自らを最も規範的な法則に則って変形することで、それぞれのスタンスを得ようと 試みますが、彼らの個性的な輝きは、それを容易には実現させませんでした。しかし、彼らは気付きます。自らの変形ではなく、それぞれがブレのない、よりPureな輝きを放つことで得られる、超自然的均衡「星状の関係」が存在することを・・・
x+5+5+5+5=X+6+9 X=x+3+5 この極めて単純で、矛盾する2つの方程式が同時に成り立つのだと! |
No.454 - 2008/10/19(Sun) 18:00:47
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