たんじぇんとさん、はじめまして!
「トロンボーンとピアノのために」は、全部演奏するのかな?ソロコンテスト用としては、時間的にすこし長いよね。カットが必要かもね。
いい音に、深くて繊細なニュアンスを載せて、お客さんに届けたいといつも思っています。そのために気をつけていることは、口先だけの音楽になってしまわないように、自分がひとつの大きな風船になって、空気を送り出すようにイメージする事です。緊張したり、怖がっているときは、どうしても首から上の小さな風船で楽器を吹こうとしてしまいます。こういうときは、音に、自分が感じているストレスが載ってしまいます。この音楽が表現したい内容とは別の「不快な情報」が、本来の音楽の意味を邪魔する結果になってしまうのはとても残念です。本番は、出来るだけのびのびと、音楽の世界だけに集中できるように心がけています。
技術的な細かいことを言い出すと、キリがありませんが、高校生ぐらいのうちは、何かを徹底的にコピーしたりしてみる事も大事かもしれません。もし、私の演奏を気に入ってくれていたら、ヘッドホーンで少し大きめの音量で聴いてみてください。そして、自分も一緒に吹いているようなつもりで、一緒に息を吸って、実際に演奏するようなつもりで息を吹いてみてください。何度かそんな事を繰り返しているうちに、無意識に、トロンボーンを扱うコツのようなものや、音楽の持つ意味のようなものが、身体に染み付いてくるのではないでしょうか?私の演奏が、本当に良いお手本になるかどうかは別ですが、気に入った演奏を擦り切れるまで(これは、レコードやカセットテープ時代の表現ですが・・・)聴くということは、潜在能力をアップさせるためにはとてもいい事だと思います。是非、試してみてください。
また様子教えてくださいね。 |
No.515 - 2009/12/22(Tue) 00:44:13
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