| 拝読しました (^ω^)
じわりじわりと忍び寄ってくる感じが日本ホラーですねえ。ぼくは大好物です。3番目以降の男の末路をまとめて描かない(2番目は構成上必要なので)のは、読者に不気味さを蓄積させる狙いもあるのかなと思いました。 語り手も本当に最初の彼のことが大好きで、だからこそ彼の死から目を背け、現実から逃げていたのでしょう。 純愛ではありますが、その影で多くの男性が被害に遭ったことを踏まえると、語り手の人間像にも背筋が凍る思いです。彼女がたびたび感じていた背中の温もりは、最初の彼のそれだったのかなと思いました。「俺がそばにいるよ」と後ろからハグしているような。
愛と恐怖が交差する、素敵なお話でした。ありがとうございました! |
No.53 - 2018/06/21(Thu) 21:57:00
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