ジャズ「なるほど。無骨でありながら素直さも持ち合わせるラブリーチャーミーなタイプと見た!」 エフィ「話聞いてました?」
(平日のある日、早朝客入りほぼない時間。今のうちにと品出しを行いながらもざっくり雑談する二人
ジャズは息子であるジョルジュからのお手紙話や。その間を取り持つ(?)小人精霊ジャマショの話。 それから流れで冒険者としての仕事や、そちらで知る人達の話をした。
エフィはそこから思い出したように、先日の日曜にきた「酒樽街道」にあるという「渡り鳥の午睡亭」の亭主の話をした)
ジャズ「聞いてる聞いてる。 買い物理由も店員さんに言われてって辺りまだまだ賑わいこれからは感じするし…ついでとはいえ宣伝よ。あたしならチラシ一つでも渡しちゃう。」
エフィ「…世の中の人がみーんなジャズさんみたいにちゃっかりしてるって思わないでください」 ジャズ「タハハ。…にしても「渡り鳥の午睡亭」「渡り鳥の午睡亭」…ねぇ。」 エフィ「ご存じですか?」 ジャズ「お店の名前は今知った。なーんか倉庫っぽい建物は前々からあったけど、あれかな…? 結構大きかったし市の預かり施設か何かと思ってたけど、私有のもんだったんだね。
仕事帰りとか、真夜中に通りがかった時にさ「ここで休憩できたら良いんだけど」とか思ったもんだけど、そーか。あそこで商売するのかー。 ガタイが良いってこと考えると元冒険者かな。間に別の職業挟んでる感じもあるけど。…ワンチャン元騎士?」
エフィ「うーん、どうなんでしょう?…まあ直接聞いていない以上は、どれもこれも推測しかできませんよね。」
ジャズ「仕事ついでに直接見にいきゃ答え合わせもできましょう。ん〜…ついでの仕事があれば、だけどね」
エフィ「(苦笑して)腕試しに行くとしても、この時期にというのは危険ですしね。当てが外れて立ち往生しても、なんですし…」
ジャズ「危険で飯食うのが冒険者!!といえどノーリターンは流石に避けたい。愛に生きれど現実(リアル)は銀(シルバー)。 ま、今は機会があればってことで…。いらっしゃいませー!!」
エフィ「あ、わ、わ…!いらっしゃいませー!!」
(ジャズの耳が扉開く音をいち早く聞きつけ、この雑談は一旦おしまい。 予想トークは一先ず〆となり、接客モードへと入るのだった) |
No.37 - 2025/01/15(Wed) 17:49:41
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