| 9月29日に栃木県主催の「渡良瀬遊水地ラムサール条約湿地登録記念講演会」に参加をしてきました。「治水」「自然」「産業」「観光」のうち、青木氏の「生物多様性をどう守るか」が興味深かったので一部報告します。
「ヨシ焼きをすることによって、ヨシズに適したヨシを生産するとともに、植生の遷移を抑制し良好な湿地を維持する。」とし、2年連続してヨシ焼きが行われなかったために、枯れたヨシが地表を覆い、クズが繁茂し、柳やセイタカアワダチソウ等の外来種が増え荒廃していることが報告されました。 そのため明るい湿地を好む植物が減少し、世界でも最大の群生地であろうトネハナヤスリがどんどん減少している。 東大が渡良瀬遊水地の植物が出す波形を衛星から調べているが、セイタカアワダチソウの分布を見てみると、湿地のヨシの中や下にはまんべんなく子どもが育っていることがわかった。 ・・・・・とのことでした。
午後の観察会では、添付の写真のようにそこここで、セイタカアワダチソウが繁茂していました。 何とかしなくてはと思った一日でした。
|
No.61 - 2012/09/30(Sun) 10:32:16
|