またオレは凝りもせずthe earth cafeのテラスでノート PCを開いて企画書を創っているよ。
企画書ってのはさ、ある意味作品なわけ。企画書を読ん だ人が、その企画が実現しようとしている世界を想起し て、それが実現したときに起こる事を想像して、ワクワ クして、その「企て」に乗っかってくるためのコミュニ ケーションツールなわけ。そういう意味ではアート。か なり限定的だけども。
でそういう企画書が描けたことなんて数回しかないんだ けどね、難しいよ。自分の中にあるいろいろなキーワー ド・イメージを、取捨選択して言葉にしてストーリーを 創っていくわけで、まあ大変。
こういうイマジネーション全開バリバリ(バリバリ伝説) に膨らませてカタチにするのに一番望ましいシチュエー ションは、富士山を一望できる、壁全面が窓ガラスの明 るい一室。4階か5階。吹き抜けで建物全体が柔らかい 光に包まれている凛とした空間。BGMはclub jazz〜 anbient〜hauseの心地よいローテーション。時折70'sや Beatlesの名曲。一枚木をそのまま使った、使い込まれ、 磨き込まれたデスク。柔らかすぎない肘掛け付きの回転 式ソファー。
建物の外には道路を挟んで穏やかな河の流れ。河川敷に は四季折々の樹木が植えられ、散歩する家族やカップル。 河の向こうには背の低い建物が並び、生活の匂いを身近 に感じる。窓を開けテラスから下を見下ろせば、手の届 きそうな距離に路行く人々の雑踏と喧騒。近くに感じる にも関わらず、決して交わらない距離感。
この真の静寂において最高の企画書がクリエイトされる と思ったので一財産を築いたあかつきには早速こんな家 を建てる事にしよう。(ソファーに深々と腰掛け満足げ に葉巻の煙をくゆらせながらこちらに向き直って)
さ、企画書つくんなきゃ。 |
No.392 - 2005/04/24(Sun) 22:50:54
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